日本人の石丸周史さん(65)はこのほど江蘇省南通市で幸運(yùn)にも一命を取り留めた。遠(yuǎn)隔診療から救急対応、そして手術(shù)の完了まで、その間わずか46分の出來事だった?，F(xiàn)在、同市の第一人民病院の心血管內(nèi)科で治療を受けている石丸さんは數(shù)日前に起こった驚くべき奇跡の生還に「南通にいいお醫(yī)者さんがいたおかげ」と感謝していた。

石丸さんは、南通市如東県にある生物科學(xué)技術(shù)會(huì)社で働く環(huán)境保護(hù)の専門家で中國(guó)生活は長(zhǎng)い。そんな石丸さんだが數(shù)日前、突然心臓の不調(diào)を感じ、呼吸困難となり、地元の病院に行った。そこで南通市第一人民病院の心血管內(nèi)科の醫(yī)師が遠(yuǎn)隔診療を行い、すぐに同病院の救急診察室に運(yùn)ぶよう指示。わずか10分で、急性心筋梗塞と診斷されたのだ。

「心筋梗塞の患者にとっては、時(shí)間が命」と話す心血管內(nèi)科の主治醫(yī)?鄭■龍博士（■はてへんに口）によると、當(dāng)時(shí)、石丸さんの病情はとても深刻で、不整脈で命を落とす危険もあったという。心電図から冠動(dòng)脈の後ろ側(cè)に回ってゆく血管（左回旋枝）の閉塞が確認(rèn)されたため、緊急のカテーテル手術(shù)を行い、それを解消しなければ、救うことはできなかった。そのため、緊急手術(shù)を行うことを決め、入院手続き無(wú)しですぐに手術(shù)ができるように手配し、石丸さんは十?dāng)?shù)分後には手術(shù)臺(tái)の上にいた。同病院の心胸外科の陸晨希副主任は、日本での研修経験があったため、日本語(yǔ)を話すことができた。日本人が入院したと聞いた陸醫(yī)師はすぐに病院に到著。そして、醫(yī)師たちはわずか26分間で血流を回復(fù)させ、手術(shù)が終了した。

現(xiàn)在、石丸さんの容態(tài)は安定しており、回復(fù)が良好であれば、１週間後にも退院できるという。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年7月1日