社會(huì)科學(xué)文獻(xiàn)出版社はこのほど「中國人女性生活狀況報(bào)告（2017年）」を発表した。中國の都市部に暮らす女性の生活の質(zhì)（QOL）に焦點(diǎn)を當(dāng)てたものだ。

収入：経済的地位が上昇中

　一人あたり平均可処分所得が緩やかに増加するのにともない、現(xiàn)代の女性の家庭での地位と社會(huì)的?経済的地位も上昇を続けている。関連の調(diào)査によると、2016年に都市部で暮らす女性個(gè)人の月平均収入は6936元（1元は約16.7円）で、世帯収入への平均寄與度は38％となり、15年に比べ、回答者の40％以上が個(gè)人の月収が増加したと答えた。都市別の女性回答者の個(gè)人月平均収入は、東部、中部、西部の地域分布に従って、高収入、中レベルの収入、低収入となり、各行政區(qū)域の経済狀況とほぼ合致する。

　収入は増えているが、個(gè)人の月平均収入に満足している女性の割合は30％に満たない。そのうち20～29歳の年齢層は個(gè)人の収入に対する満足度が最も低い。その重要な原因の1つは、回答者が望む個(gè)人の月平均収入（1萬2705元）と実際の収入との開きが大きいことだ。

　仕事：自分の価値をより多く実現(xiàn)させたい

　「男は外、女は內(nèi)」という観念が徐々に変化し、「専業(yè)主婦」の稱號(hào)はもはや多くの女性の評(píng)価するものではなくなり、回答者のうち「夫に家族を養(yǎng)うだけの十分な収入があれば、専業(yè)主婦になるのも悪くない」と答えた人はわずか30％だった。経済的な獨(dú)立のため、暮らしをより充実させるため、また社會(huì)的な交際の範(fàn)囲を広げるため、自分の潛在能力を発揮するためなど、仕事は女性にさまざまな意義をもたらす。だがこれと同時(shí)に、「仕事と家庭の両立」が理想の仕事の重要な基準(zhǔn)でもある。

仕事と家庭という「ダブルの任務(wù)」に直面して、女性は男性よりも多くのプレッシャーを抱え込んでいるのかもしれず、回答者の86％が「仕事のプレッシャーがある」と答え、半數(shù)以上が「プレッシャーが大きい」と答えた。日常的にこなさなければならない仕事が多いだけでなく、仕事と家庭の両立もプレッシャーの最大の発生源となっている。

家庭：幸福感と密接につながるもの

　女性は仕事で巨大なプレッシャーをうけながらも、生活に対しては終始楽観的な態(tài)度を保っている。2016年には回答した女性の60％以上（63.5％）が「幸福を感じる」と答え、幸福感指數(shù)は73.9ポイントとなり、いずれも15年（60.3％、72.4ポイント）を超えた。例年と同じく、女性が最も幸福を感じることは家庭や家族と密接につながっていた。

家庭がなごやかで仲がよいという幸福に関わる「一番大切なこと」では、夫婦関係が最も重要な影響要因になる?；卮鹫撙味啶?、「有効なコミュニケーション」、「性的に相手に忠実であること」、「性格?振る舞い」が夫婦の関係性を促進(jìn)する3大要因と考え、「無関心（冷たい暴力）」、「疑り深く相手を信用しない」、「浮気」が夫婦関係を損なう3大要因と考えている。

　感情という要因だけでなく、夫が家に帰ると「一切何もしなくなる」という狀況も妻にかかるプレッシャーを増大させるが、こうした狀況は進(jìn)行している。2016年には、回答した女性の一日の家事労働時(shí)間は2.6時(shí)間に達(dá)し、15年より30分近く増えた。今なお女性と高齢者が家事の主な擔(dān)い手である狀況が続いている。

健康：心と體のどちらも大切

仕事や家庭からくるプレッシャーに直面すると、女性の心身の健康狀態(tài)も相応の影響を受けることになる。全體としていえるのは、女性の年齢が若いほど、個(gè)人の収入が多いほど、健康狀態(tài)は良好になり、回答者の60％以上が「體は健康」と答え、割合は前年よりやや上昇した。

　心の健康については、北京、上海、広州の女性にかかるプレッシャーは相対的に大きいが、ほとんどの女性はプレッシャーに対して正確な認(rèn)識(shí)をもち、効果的に解消することができている。一方、二線都市と三線都市の女性でネガティブな感情を抱えている人の割合が少なくないことが注視される。

例年と同じく、回答した女性のメーンの精神狀態(tài)は積極的、包摂?shù)?、現(xiàn)狀に満足といったところで、前向きなプラスのものだった?，F(xiàn)実の中で、女性は生活と仕事の重圧を受けて、家族が生活するために世話をし子どもを育てるという重責(zé)を擔(dān)い、同時(shí)にさまざまな役割や立場(chǎng)がもたらす複雑な関係や心理的プレッシャーにも直面しなければならない。そこで心の健康を維持するためのストレス解消法、ルート、個(gè)人の認(rèn)識(shí)などが非常に重要であり、社會(huì)も個(gè)人もこの點(diǎn)を引き続き十分に重視するべきだといえる。

消費(fèi)：「キャッシュレス」で買い物がさらに盛んに

　都市部の女性の伝統(tǒng)的な消費(fèi)分野における消費(fèi)は引き続き旺盛な伸びを示している。2016年9月をみると、回答者の個(gè)人消費(fèi)支出額は4280元に上り、世帯支出の42.7％を占めた。女性個(gè)人の最大の支出項(xiàng)目をみると、衣類?服飾品の購入を挙げた人の割合が11年連続でトップだった。世帯では「子どもの教育と世話」が最大の支出項(xiàng)目になっている。

現(xiàn)在、ネットショッピングが消費(fèi)の重要なルートになっており、2016年には回答者のうち「ネットショッピングをしたことがない」と答えた人は5％に満たなかった。ネットショッピングの支出は世帯支出の4分の1近くを占める。17年には、女性のネットショッピング支出は増えることはあっても減ることはないとみられる。これと同時(shí)に、攜帯電話でのモバイル決済も都市部の女性の第2の決済方法になり、キャッシュレスのライフスタイルが徐々に広がり、ますます盛んになっている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年7月18日