中國の今年1?9月のエネルギー貯蔵用電池出荷量は157.2GWhで、世界の出荷量の90％以上を占めた。新エネルギーを中心とする新型電力システムの構(gòu)築で、新エネルギーの使用効率向上におけるエネルギー貯蔵技術(shù)がますます重要な役割を果たすようになっている。新エネルギー車は交通手段であると同時に、エネルギー貯蔵の役割も持ち合わせ、將來的に都市エネルギー貯蔵ステーションの一部になる見込みだ。江蘇省無錫市は現(xiàn)在、車両と電力網(wǎng)の雙方向給電を模索中だ。

中國最大規(guī)模のV2G（Vehicle-to-Grid）実証センターでは、ある新エネルギー車オーナーが新エネルギー車の逆充電を體験していた。このオーナーが新エネルギー車を充電?放電ポールとつなげてから、スマホのミニプログラムの「放電」ボタンをタップすると、設(shè)備が自動的に自動車の放電能力を調(diào)べ、30秒內(nèi)で電力網(wǎng)に逆充電を行った。充電終了後に得られるポイントは、次の充電料金に充てられる。

國網(wǎng)無錫電力供給公司V2G実証センターの責(zé)任者である謝照軍氏は、「當(dāng)センターは試験運(yùn)用段階で中國最大規(guī)模のV2G逆充電試験を?qū)g施した。50臺の新エネルギー車が同時に電力網(wǎng)に逆充電した。送電出力は2000kW近くにのぼり、133世帯の1日の正常な電力消費(fèi)を賄える」と述べた。

中國の新エネルギー車、特に電気自動車（EV）が近年急増しており、現(xiàn)在すでに1000萬臺を超えている。また國家エネルギー局が8月に発表したデータによると、中國の充電設(shè)備の総數(shù)は700萬近くにのぼり、世界一となっている。

無錫地區(qū)を例にすると、無錫の新エネルギー車保有臺數(shù)は近年爆発的に増加しており、現(xiàn)在は計19萬3000臺にのぼっている。V2Gの秩序正しい推進(jìn)に伴い、無錫市內(nèi)の新エネルギー車の調(diào)節(jié)可能な資源は35萬kWに達(dá)すると試算されている。これは2萬世帯余りの1日の電力消費(fèi)を賄える。

新エネルギー充電スタンドは將來的に小型エネルギー貯蔵ステーションになる見込みで、電力網(wǎng)の負(fù)荷カーブの最適化とピークカット?ピークシフトの実現(xiàn)をサポートし、「交通網(wǎng)」と「エネルギー網(wǎng)」の高度な融合を形成することになる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年11月13日