各大手ECプラットフォームを次々見(jiàn)てまわり、コストパフォーマンスが最も高いリフト券やスキー板、スキーウェアを掘り出したり、ソーシャルメディアやスキー愛(ài)好者が集まるチャットグループで掘り出し物を探したり、必要最低限のグッズだけを購(gòu)入したりするなどして、不必要な出費(fèi)を極力抑え、最低限のコストでスキーをできる限りエンジョイするというのが、今の中國(guó)の若者のスタイルとなっているようだ。このように今の若者の間で最も重視されているのは「コストパフォーマンス」だ。中國(guó)青年報(bào)が報(bào)じた。

今年、すでに何度も屋內(nèi)スキー場(chǎng)に行ったという広東人の余小東さんは最近、有給休暇を利用して新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)の阿勒泰（アルタイ）地區(qū)のスキー場(chǎng)に行くことにした。そんな余さんがネットで紹介しているスキーグッズリストを見(jiàn)ると、中國(guó)國(guó)産の手頃な価格のブランドのグッズや、中古品サイトで手に入れた中古品、共同購(gòu)入したグッズ、キャンペーンでもらったスキー用品などが並んでいる。

2023年國(guó)際ウインタースポーツ（北京）博覧會(huì)で発表された「中國(guó)アイス?スノー産業(yè)発展研究報(bào)告（2023）」によると、2022-23年のスノーシーズンにおける中國(guó)のウインタースポーツ愛(ài)好者は青年がメインで、全體の60％以上を占めている。スキーヤーだけを見(jiàn)ると、70％以上が體験型消費(fèi)者で、経験回?cái)?shù)が3回以下となっている。また、何度もスキーに行っている愛(ài)好者は約20％、プロのスキーヤーはわずか約10％となっている。

「體験型消費(fèi)者」がかなりの割合を占めている狀況下で、ほとんどの初心者は低コストで「お試し體験」することを選んでいる。旅行情報(bào)メディア「馬蜂窩」を通じたスキー旅行予約を見(jiàn)ると、3分の1以上の消費(fèi)額が1千元（1元は約20.0円）以下となっている。

若者の消費(fèi)動(dòng)向をすでに見(jiàn)極めている中國(guó)全土の各スキー場(chǎng)は今年、リフト券の割引などを続々と打ち出している。例えば、北京の軍都山スキー場(chǎng)はライブ配信を?qū)g施して、約半額の前売リフト券を販売した。張家口崇禮萬(wàn)龍スキー場(chǎng)は公式アカウントで、900-1200元のホテル代込みのスキーセットを販売している。新疆の阿勒泰地區(qū)は、阿勒泰山脈の4つのスキー場(chǎng)で使える共通リフト券や新疆各スキー場(chǎng)の共通リフト券、Vail Resortsと提攜した世界最大スキーパス「Epic Pass」などを打ち出している。

余さんは「以前ならスキーはお金がかかるスポーツだった。でも、ウインタースポーツが普及するにつれて、スキーのハードルも少しずつ低くなっていて、低コストでスキーを十分楽しめるようになっている」と話す。

中國(guó)のあるスキーブランドで市場(chǎng)ブランドコンテンツ運(yùn)営を擔(dān)當(dāng)する史加一氏は、スキー愛(ài)好者のこうした心理について、「消費(fèi)者がより理性的になっていると言える。何も買わないのではなく、衝動(dòng)的な消費(fèi)をしなくなっている」との見(jiàn)方を示した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年12月20日