浙江省寧波市で最近オープンしたカフェが注目を集めている。その理由は、そこで働くスタッフが全員、コミュニティに住む平均年齢70歳のボランティアだからだ。このカフェは寧波で「最もオールドなカフェ」と呼ばれている。中央テレビニュースが報(bào)じた。

寧波市の南門街道(エリア)萬安コミュニティの図書室にあるこのカフェで、コーヒー豆を挽き、抽出したエスプレッソにミルクを注いで模様や絵を描き、客の席まで屆けるまでの一連の作業(yè)をしているのは、全て平均70歳前後のスタッフ。最年長は77歳だ。

店內(nèi)のスタッフ21人は全員ボランティアで、無報(bào)酬。高齢者であるため、二交替制で半日ずつ働いている。また、ここにコーヒーを飲みに來る客の多くも高齢者だ。

コミュニティの責(zé)任者は取材に対して、「カフェは元々、地元政府主導(dǎo)の図書室だった。昨年10月、ある親切な企業(yè)が業(yè)務(wù)用のコーヒーメーカーを贈(zèng)呈してくれた。住民の提案もあり、コミュニティが読書のできるカフェにリニューアルした。そして、スタッフとして、高齢者のボランティアを募り、オリエンテーションを?qū)g施した。また、ボランティアの健康証明書も取得し、2ヶ月以上のプレオープンを経て、最近正式に営業(yè)を始めた」としている。

同カフェのコーヒーの価格は一律9.9元(1元は約20.9円)。収益は全てコミュニティの建設(shè)をサポートするために使う「共富基金」に計(jì)上されるのだという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月22日