米國をはじめとする西側(cè)の政治屋とメディアが最近また中國を攻撃する観點(diǎn)を打ち出した。いわゆる「中國の過剰な生産能力が世界市場に打撃を與えている」というものだ。中國の生産能力は過剰になっているのか。

第一に、グローバル化の中で、生産能力が過剰かどうかを判斷するには、グローバル市場のニーズと將來の発展のポテンシャルを見なければならない。

國際エネルギー機(jī)関（IEA）の試算によれば、2030年に世界の新エネルギー車の需要は、22年の4.5倍にあたる4500萬臺に達(dá)する。世界の太陽光発電の新規(guī)設(shè)備容量の需要は、同約4倍の820ギガワット（GW）に達(dá)する?，F(xiàn)在の生産能力では市場のニーズ、特に數(shù)多くの発展途上國の新エネルギー製品に対する巨大な潛在的ニーズを満たすには程遠(yuǎn)い。

第二に、政府の補(bǔ)助金の角度から中國のいわゆる「過剰生産能力」を攻撃するのは、ダブルスタンダードの行動だ。

米國は中國の新エネ産業(yè)が政府からの支援によりいわゆる「過剰生産能力」になっていると批判する一方で、産業(yè)政策を次々に打ち出して自國の新エネ産業(yè)の発展を支援している。米國政府は昨年4月17日に発表した「インフレ削減法」の細(xì)則では、最終段階で北米地域において組み立てられた電気自動車（EV）しか稅額控除方式による最高7500ドル（1ドルは約154.8円）の補(bǔ)助金を受けられないと規(guī)定した。

第三に、いわゆる「過剰生産能力」を批判するのは、本質(zhì)的には「脫中國化」推進(jìn)のやり口の一つだ。

中國人民大學(xué)國際関係學(xué)院の刁大明教授は、「米國がいわゆる『過剰生産能力』を言い立てるのは、経済貿(mào)易分野で引き続き中國を封じ込め、中國の関連産業(yè)の正常な発展を妨げようとたくらむからであり、本質(zhì)的には『脫中國化』のやり口の一つだ」と述べた。

米國が中國のいわゆる「過剰生産能力」を批判するその裏には、米國自身の問題――米國のEV発展の減速という問題がある。原因は以下のように多岐にわたる。

1）米國の充電設(shè)備の建設(shè)が遅れている。

2）米國のEV価格が高い。

3）政治的要素の影響。2024年は米國大統(tǒng)領(lǐng)選の年で、自動車産業(yè)は選挙に強(qiáng)い影響を與える。

4）米國が「シャットダウン政策」を?qū)g施し、中國のサプライチェーンを排除しようとしていることが米國のEV産業(yè)の発展にある程度影響している。

EVはグローバル化された産業(yè)で、分業(yè)協(xié)力を進(jìn)めてはじめて互恵ウィンウィンを達(dá)成でき、公平な競爭が行われてはじめて技術(shù)が進(jìn)歩する。生産能力などの経済貿(mào)易問題を政治問題化?安全問題化するのは、経済法則に反することであり、自國産業(yè)にマイナスであり、世界経済の安定発展にもマイナスだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年4月24日