福耀玻璃工業(yè)集団のスマート工場の作業(yè)場で、ガラス製品を生産するロボットアーム。（4月29日に撮影）

光をスマートに調(diào)節(jié)し、室內(nèi)を暖めたり結(jié)露を防いだりし、動畫を見ることもできる。そんな畫期的な技術(shù)を備えたガラスが、今、ガラスに対する従來の考え方をひっくり返しつつある。

この「多様な技をもつガラス」は、福建省福州市にある福耀（フーヤオ）玻璃工業(yè)集団股份有限公司の製品だ。持続的な開発投資と技術(shù)イノベーションにより、かつて一地方の無名の小さな工場だったフーヤオは、今や自動車用ガラスと自動車用アクセサリーが一體化したソリューションの分野で世界トップレベルのサプライヤーに成長した。

「ガラス＋」で各種機(jī)能の応用シーンを開拓

フーヤオのガラスはスマートディスプレーになり、車のフロントガラスに投影してナビゲーションなどの情報を表示させることができる。フィルムをコーティングすれば、熱を効果的に反射して、車內(nèi)の溫度が上がりすぎるのを防ぎ、計器板の劣化を遅らせることができる。チップを搭載すれば、スマートコネクテッドカーの身分証である「デジタル電子ナンバープレート」に変身できる。

こうした「ガラス＋」機(jī)能の実現(xiàn)は、フーヤオの持続的なイノベーションの取り組みのたまものだ。フーヤオには4000人以上のメンバーを擁する開発チームがあり、毎年、売上高の4％以上をイノベーション?開発に投入している。2023年末現(xiàn)在、フーヤオの國際特許の出願件數(shù)は3377件に達(dá)した。

同集団の葉舒総裁は、「中核技術(shù)の確立に近道はなく、必ず獨(dú)自イノベーションに基づかなければならない。今や當(dāng)社は中核技術(shù)の100％獨(dú)自化を達(dá)成した」と述べた。

ここ數(shù)年、フーヤオはスマートコネクテッド新エネルギー自動車などの新興産業(yè)に進(jìn)出し、情報の雙方向交流やビュー?ウインドウなどの機(jī)能を一體化した自動車用ガラスソリューションの提供に力を入れ、ガラスを「より賢く」している。

新型車載5Gアンテナガラスは、フーヤオの産業(yè)イノベーションの重要な成果の1つだ。スマートカーに高いレベルの自動運(yùn)転?zāi)芰Δ虺证郡护瑜Δ趣工欷?、アンテナを少なくと?0本は設(shè)置しなければ5G通信の要求に応えることはできない。これほど多くのアンテナをどうやって取り付けるかが、これまでずっと業(yè)界の抱える難問だった。

フーヤオ集団玻璃工程研究院の関係者は、「當(dāng)社は課題解決チームを特別に立ち上げ、アンテナをガラス內(nèi)部に埋め込んで、アンテナとガラスの一體化設(shè)計を?qū)g現(xiàn)した?，F(xiàn)在、フーヤオの5Gアンテナガラスの性能は最高で800メガビット毎秒のネット通信速度を達(dá)成した。自動車用ガラスは表示の切り替えやデータ伝送などの機(jī)能の重要な擔(dān)い手として、その定義が更新され続けているところだ」と説明した。

スマート製造の効率を高める「インダストリー4.0」

フーヤオが新たに建設(shè)したグリーンスマート工場では、製造ラインでロボットアームが規(guī)則正しく動き回っていた。板ガラスがカット?研磨、圧延、フィルムコーティングなどの精密加工を経て製品になってから物流ルートへ送られパッケージされるまで、生産ライン全體で高度な自動化が実現(xiàn)している。

フーヤオの自動車用ガラス生産の管理責(zé)任者の呉禮徳さんは、「これは當(dāng)社が最近打ち出したインダストリー4.0だ。生産ラインの作業(yè)員の數(shù)は20％近く減ったが、生産効率は逆に200％アップした。現(xiàn)在、當(dāng)社には産業(yè)用ロボットが2229臺ある」と話した。

このグリーンスマート工場は生産の自動化だけでなく、人工知能（AI）ビジュアル検査システムも配置する。大型ルーフ生産ラインを例にすると、ライン全體で7つの重要工程に自動検査システム9セットとモニタリング?位置測位システム2セットが配置され、AIがディープラーニングによってヒビや気泡といったガラスの欠陥の特徴を深く學(xué)習(xí)し、外観、透明度、商標(biāo)などの品質(zhì)検査を人に代わって行うことができるという。

インダストリアル?インターネットは時代の大きな流れだ。フーヤオは積極的に展開を進(jìn)め、「神経システム」が世界にある工場をカバーするようにして、産業(yè)チェーンの川上から川下まで手を広げようとしている。

フーヤオの世界に50ヶ所ある工場のうち、デジタル制御工作機(jī)械の50％以上がインターネットセンサーなどの技術(shù)を採用して情報処理センターに接続し、生産過程全體において最適化された管理が行われるようになっている。試算によれば、フーヤオの生産効率は30.5％上昇し、製品の不良率は30％以上低下し、エネルギーの利用効率は12％上昇した。

工場のネットワーク化により、フーヤオは「多品種?小ロット」の柔軟性の高い生産方式を?qū)g現(xiàn)した。

前出の管理責(zé)任者の呉さんは、「當(dāng)社では1つの生産ラインで數(shù)十種類のさまざまな自動車用ガラスを生産しており、一般的な複雑さのレベルのガラス製品なら種類の切り替えにかかる時間は通常はわずか1時間で、1つの作業(yè)場で年に1萬種類に上る異なる自動車用ガラスを生産できる。従來の工場ではこれほどの柔軟さを達(dá)成することは難しい」と話した。

また葉総裁は、「従來的な製造分野から起業(yè)した企業(yè)にとって、新たな質(zhì)の生産力の発展はテクノロジーによるリード、イノベーションによる駆動を堅持する道だ。企業(yè)のデジタル、ネットワーク、スマート、グリーンのトランスフォーメーションを絶えず推進(jìn)してはじめて、製品が競爭力を備えるようになる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年5月8日