黒竜江省哈爾浜(ハルビン)波塞冬観光リゾートによると、同リゾートで飼育されているイルカが初となる自然分娩で無(wú)事出産した。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた

赤ちゃんイルカの外側(cè)にぴったりと寄り添って泳ぐ母イルカ（撮影?劉錫菊）。

哈爾浜波塞冬観光リゾートでイルカの赤ちゃんが誕生したのは6月22日午後1時(shí)19分。赤ちゃんは生まれてすぐに自分で泳ぎ始め、順調(diào)に水面から顔を出すと、初めての呼吸をした。また初の授乳も無(wú)事終えて、授乳期に入った。

母イルカから赤ちゃんの尾びれが確認(rèn)されたのは6月22日午前8時(shí)10分のことだった。それから約5時(shí)間の分娩を経て、長(zhǎng)さ約1メートル、體重約10キロの赤ちゃんが無(wú)事誕生した。生まれた赤ちゃんはすぐに自分で泳ぎだし、水面から顔を出すと、初めての呼吸をした。それから約6時(shí)間後、赤ちゃんイルカは初めて母乳を飲んだ。母イルカは、母性本能が非常に強(qiáng)く、赤ちゃんが水槽の壁に衝突しないように、外側(cè)にぴったりと寄り添って泳ぎ、片時(shí)も目を離そうとしない。赤ちゃんイルカは生後10日が経ち、すくすく育っているという。

哈爾浜波塞冬観光リゾートの楊乃川総監(jiān)によると、イルカは優(yōu)れた環(huán)境でしか生息できず、中國(guó)では、飼育されているイルカの繁殖成功例が極めて少ないという。加えて、黒竜江省は、中國(guó)において最も緯度が高い最北の省であるため、飼育されているイルカが自然分娩で赤ちゃんを産むことは特に貴重なことだとした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年7月3日