四川広漢三星堆博物館は23日、「職人の技――三星堆遺跡新出土文化財保護(hù)修復(fù)成果展示」を開催し、多くの來館者を惹きつけた。展示現(xiàn)場では、注目された2號青銅神樹が人工知能（AI）技術(shù)のサポートにより「デジタル復(fù)元」の実現(xiàn)に成功し、3000年以上の時を経て再び人々の前に姿を現(xiàn)した。新華社が伝えた。

三星堆博物館文化財保護(hù)?修復(fù)館で撮影された青銅樹枝（撮影?唐文豪）

デジタル大畫面ディスプレイでは、30點以上のデジタル青銅製殘存部分が「星空」の背景で徐々に集まり、最終的に高さ2.88mのデジタル青銅神樹に組み合わされた。この成果はAI技術(shù)の文化財保護(hù)?修復(fù)分野における応用のポテンシャルを示し、來館者に全く新しい視覚體験をもたらした。

3000年余りの歴史を持つ2號青銅神樹はこれまでと違った形で人々の前に姿を現(xiàn)した。その比較的完全な形が明らかになったのは初めてとなる。臺座には1本の太い幹があり、そこから上に3本の細(xì)い幹に分かれている。3本の細(xì)い幹からは上から下へとそれぞれ3本の枝が分かれている。幹の上部には花があり、実がなり、青銅の鳥が止まっている。

考古學(xué)者と文化財保護(hù)?修復(fù)専門家の評価によると、従來的な物理的補(bǔ)強(qiáng)による復(fù)元は難易度が非常に高く時間がかかる上、文化財本體を傷つけやすい。そのため、2號青銅神樹のデジタル復(fù)元を先に行うことにした。

3次元スキャン後の30點以上の神樹の「部品」には、出土した祭祀坑、殘存部分間の斷面の一致度及び組み合わせなどの細(xì)かい情報が示されている。

余健氏は、「デジタル展示の方法により、文化財の出土?xí)rの最も原始的な狀態(tài)を人々に見てもらいたかった。各界の人々が異なる視點から文化財への認(rèn)識と研究を深められるように、実物を組み合わせ修復(fù)するのと異なるデジタル展示によりすべての殘存部分の出土情報をなるべく多く展示した」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月25日