8月17日午前、北京市の前門大街の街角に、「カランカラン」という音が聞こえると、観光客がやって來たレトロなバスに次々と乗り込んでいった。観光客は北京の南北を貫く中軸線を沿うように運(yùn)行するバスに乗って、古都の観光スポットを探索し、歴史的な魅力を堪能していた。

この日開通した北京中軸線日帰り観光ルートを走るバスの車內(nèi)はレトロなデザインとなっており、中軸線上にある歴史的遺産の詳しい説明もあり、観光客はタイムスリップしたような感覚を味わうことができる。

バスは前門を出発すると、まずは南に向かい、中軸線の起點(diǎn)である永定門に到著。そこで北に進(jìn)路を変えて、鐘樓と鼓樓を目指す。そして天壇公園や天安門広場(chǎng)、故宮などの観光スポットを通過しながら、北上していく。乗客が窓の外の景色をゆっくり楽しめるよう、バスは時(shí)速30キロから50キロほどで走行する。

この観光ルートは日中と夜間の2タイプの運(yùn)行を行っており、日中は南から北に向かうルートで、乗車券は1人50元、解説サービス料が含まれる。夜間は前門を起點(diǎn)に、巡回するルートとなっており、乗車券は1人268元、乗車券には解説サービスと曲蕓パフォーマンスのほか、北京ダック定食または西洋風(fēng)ファストフードの料金が含まれる。

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月22日