中國では今月1日から7日までが國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)に合わせた7連休だった。連休初日の1日には、平均53秒に1本の列車が高速鉄道?広州南駅を出発し、同駅は多くの旅客で賑わった。

同日、広西壯（チワン）族自治區(qū)南寧市に向かう列車D3680號が広東省の広州南駅の26番ホームに停車し、西に向かって出発していった。

2014年12月24日、南寧と広州を結(jié)ぶ高速鉄道?南広線が全線開通し、これにより広西壯族自治區(qū)と広東省は「3時間交通圏」を形成するようになった。

日に日に高まる旅客の移動ニーズを満たすべく、広西壯族自治區(qū)と広東省間を行き來する高速列車の數(shù)が近年、増え続け、今では10年前に比べてすでに7倍になっている。今月1日から5日までの5日間、南広線の広州始発の列車を利用した旅客の數(shù)は延べ69萬5000人と、過去最多を記録した。

広西壯族自治區(qū)と広東省間を行き來するビジネスマンの張さんは、「3ヶ月に1度は出張で広州に來ている。高速列車の選択肢はたくさんあり、スケジュールもとても立てやすい。南広線があるので、仕事の移動がとても便利」と話す。

珠江を越え、西江を跨ぎ、東には、対外開放の活力がみなぎる粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市クラスター）があり、西には中國が東南アジア諸國連合（ASEAN）加盟國と提攜するための窓口となっている北部灣経済區(qū)がある南広線は、交通と経済の大動脈として、粵港澳大灣區(qū)と北部灣経済區(qū)を繋ぎ、発展の空間を拡大し、原動力を強(qiáng)化している。

南広線は、さまざまな業(yè)界の発展をバックアップしている?，F(xiàn)時點で、1日當(dāng)たり100往復(fù)以上の高速列車が広西壯族自治區(qū)と広東省間を行き來し、強(qiáng)化され続ける鉄道の輸送力が粵港澳大灣區(qū)と北部灣経済區(qū)のコネクティビティを促進(jìn)し、広西が粵港澳大灣區(qū)の産業(yè)の段階的な移転を受け入れることができるよう、強(qiáng)力な下支えを提供している。そして、広西は粵港澳大灣區(qū)の重要な戦略的後背地へと加速度的に発展している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年10月10日