10月になり、灼熱の暑さは感じられなくなったが、新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)吐魯番（トルファン）市の賑わいがもたらす熱気は今も失われていない。柏孜克里克(ベゼクリク)千仏洞景勝地に足を運(yùn)ぶと、高齢男性が奏でる伝統(tǒng)的な弦楽器?ラワープの弾き語(yǔ)りに合わせて、ショート動(dòng)畫(huà)コンテスト「『萬(wàn)人説新疆（Share The Real Xinjiang With The World）』優(yōu)秀作者IN新疆」に參加しているロシア人女性のレナさんが、打楽器?手鼓を打っていた。そして、息の合った2人のコラボレーションを耳にして、多くの人が集まり、スマホで撮影していた。人民網(wǎng)が報(bào)じた。

中國(guó)語(yǔ)をすでに10年ちかく勉強(qiáng)し、流暢に話すことができるレナさんは福建省?華僑大學(xué)の動(dòng)畫(huà)サークル「海外新聲代」のパーソナリティーで、中國(guó)で見(jiàn)聞したことや感じたことを、動(dòng)畫(huà)や寫(xiě)真を通して海外のネットユーザーに伝え、リアルな中國(guó)の全體像を立體的に伝えることに力を注いでいる。

吐魯番の坎爾井源景勝地で動(dòng)畫(huà)を撮影するレナさん（撮影?曾書(shū)柔）。

レナさんはこれまで、彼女の話す流暢な中國(guó)語(yǔ)を聞いた中國(guó)人から「あなたは新疆出身？」と聞かれることが多く、やや困惑していたのだという。しかし新疆に來(lái)たレナさんはようやくその原因を知ることができた。なぜなら烏魯木斉（ウルムチ）國(guó)際大巴扎（バザール）に行くと、レナさんのように、鼻が高く、目元の彫りが深い地元の人がたくさんいたからだ。「新疆に著いた1日目にして、中華民族の多元?一體という概念を視覚的に理解することができた」とレナさん。

中國(guó)文化を研究するのが大好きというレナさんは中國(guó)文化に対する思いが深く、吐魯番博物館に行っても、帰るのが名殘惜しく感じたという。ここでレナさんは、風(fēng)変わりな形の鎮(zhèn)墓獣や2千年以上前のミイラ、2400萬(wàn)年以上前の迫力あるパラケラテリウムの化石、1千年以上前の牛肉入りの餃子、保存狀態(tài)の良い、唐の時(shí)代の12歳の小學(xué)生が宿題として寫(xiě)し書(shū)きをした紙など、ずらりと並ぶ?jǐn)?shù)多くの珍しい展示物を見(jiàn)た。そして、「1千年以上の歴史を誇る文化財(cái)の保存狀態(tài)がこんなにいいとは、本當(dāng)に不思議」と話していた。また、「地下の萬(wàn)里の長(zhǎng)城」と稱(chēng)されている坎爾井を見(jiàn)て、古代の中國(guó)人の自然と調(diào)和よく共存する知恵に驚嘆していた。

吐魯番博物館を見(jiàn)學(xué)するレナさん（撮影?劉妍希）。

レナさんは、「新疆の風(fēng)景が素晴らしいことはずっと前から知っていた。今日は火焔山を見(jiàn)ることができた。今後數(shù)日の間に、どんな素?cái)长示吧蛞?jiàn)て、どんな風(fēng)土や人情を體験できるのか、とてもワクワクしている」と話していた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年10月14日