広西壯（チワン）族自治區(qū)富川瑤(ヤオ)族自治県のバードウォッチャーが今月7日、ソデグロヅルの撮影に成功した。同自治區(qū)でソデグロヅルの撮影に成功したのは今回が初めてのことだ。バードウォッチャーは、富川亀石國家濕地公園に飛來したばかりの大型の鳥の寫真をネット上に投稿し、「『広西鳥類図鑑』によると、同自治區(qū)でソデグロヅルが確認されたことはないため、これがソデグロヅルかは定かでない」と書き込んでいた。広西日報が報じた。

翌8日、その情報を知った広西大學(xué)林學(xué)院の蔣愛伍教授が、チームと共に富川瑤族自治県に足を運び、中國で國家一級重點保護野生動物に指定されているソデグロヅルを?qū)g際に確認した。

ソデグロヅルが突然飛來したことで、それをカメラに収めようと、多くのバードウォッチャーが濕地公園を訪れている。ソデグロヅルは飛來したばかりにもかかわらず、カメラを向けられても、おびえることなく、干潟を歩いたり、翼を広げて飛び回ったりしており、その姿はとても優(yōu)雅だ。

中國においてソデグロヅルは、越冬のために飛來する渡り鳥で、この地で繁殖することはない。世界の個體數(shù)は6000羽未満だ。蔣教授によると、今回、亀石ダムで確認されたソデグロヅルは亜成體だという。

鳥類の専門家によると、ソデグロヅルは、ロシアのシベリア地域で繁殖し、秋になると南下して、中國の長江中?下流で越冬する。江西省北部、長江南岸にある湖?鄱陽湖にたくさんのソデグロヅルが飛來し、他の場所ではその姿を見ることはとてもまれだ。広西でソデグロヅルが確認されるのは今回が初めてとなっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年12月10日