中國(guó)には「臘八節(jié)」（舊暦12月8日、今年は1月7日)に、8種類(lèi)の穀物で作った粥「臘八粥」を食べる習(xí)慣があるほか、その日にニンニクの酢漬け「臘八蒜」を食べる習(xí)慣がある地域も多い。この頃になると、山西省太原市の人々は、同省の名物である黒酢「老陳醋」を使って「臘八蒜」を作るため、ここ數(shù)日、老陳醋が飛ぶように売れている。太原市の街中では、酢を購(gòu)入するために列を作る人の姿がよく見(jiàn)かけられる。

厳しい寒さとなっているものの、酢を買(mǎi)い求める市民の熱意が冷めることはなく、「臘八節(jié)」の到來(lái)を前に、太原市の「老陳醋」を販売するある老舗は多くの客で賑わっていた。

多くの客で賑わう店內(nèi)で、「老陳醋」がホースで容器に移されると、湯気とともに濃厚な酢の香りが漂っていた。

太原市のある酢メーカーのスタッフによると、「販売量は普段より10％増えている。この時(shí)季に酢を買(mǎi)う伝統(tǒng)的な習(xí)慣は代々受け継がれてきた。人気となっているのは量り売りの酢で、この溫かい酢がとてもおいしいと評(píng)判」という。

春節(jié)（舊正月、今年は1月29日）が近づき、多くの人は新年が良い一年になることを願(yuàn)う思いを込めて、酢を購(gòu)入している。また、他の地域に住んでいる家族や友人に本場(chǎng)の「老陳醋」を味わってもらおうと、購(gòu)入して郵送する市民も多い。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年1月6日