2025年は中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)ならびに世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利80周年にあたる。中國(guó)や日本、シンガポールの學(xué)者が1月8日、細(xì)菌戦に関する史料や刊行物計(jì)300點(diǎn)以上を浙江省義烏市の「中國(guó)侵略日本軍細(xì)菌戦史実（義烏）展示館」に寄贈(zèng)した。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

寄贈(zèng)者は日本の學(xué)者の末永恵子氏と松野誠(chéng)也氏、シンガポールの學(xué)者の林少彬氏、そして中國(guó)細(xì)菌戦被害者訴訟原告団の団長(zhǎng)?王選氏。寄贈(zèng)された史料や刊行物には、『帝國(guó)陸軍防疫給水部図像影集』、栄1644部隊(duì)隊(duì)員の所持していた資料、『検証?100部隊(duì)――関東軍軍馬防疫廠の細(xì)菌戦研究』などが含まれる。

松野氏は昨年6月にも細(xì)菌戦史料を義烏に寄贈(zèng)した。松野氏は「研究を深める中で、私たちは新たな細(xì)菌戦史料を絶えず発掘してきた。私は人類運(yùn)命共同體に大変賛同している。中國(guó)侵略日本軍に関する史実を掘り起こし研究することで、日中友好を呼びかけ、人類の素晴らしい未來(lái)のために共に努力するよう呼びかけていきたい」と語(yǔ)る。

末永氏は日本の福島県立醫(yī)科大學(xué)の講師であり、日本の「戦爭(zhēng)と醫(yī)學(xué)醫(yī)療研究會(huì)」の代表でもある。末永氏は浙江省などを繰り返し訪れ、細(xì)菌戦被害者にインタビューを行い、その內(nèi)容を論文として発表してきた。

長(zhǎng)年にわたる研究の中で、末永氏は栄1644部隊(duì)隊(duì)員の所持していた映像資料を収集しており、その中には日本軍の細(xì)菌戦実験に関連する記録が少なからずある。今回、末永氏は関連する學(xué)術(shù)研究に弾みをつけるため、「戦爭(zhēng)と醫(yī)學(xué)醫(yī)療研究會(huì)」刊行の『戦爭(zhēng)と醫(yī)學(xué)醫(yī)療研究會(huì)會(huì)報(bào)』も持參した。

林少彬氏は、40年以上にわたる自身の研究成果の一部を義烏に寄贈(zèng)する理由と期待について、「史料を義烏に寄贈(zèng)することで、中國(guó)各地の方々が読めるようになるだけでなく、義烏を通してさらに多くの外國(guó)人にもこの痛ましい歴史を知ってもらうことができる」と語(yǔ)った。

第二次世界大戦中、中國(guó)侵略日本軍は國(guó)際法を公然と無(wú)視し、中國(guó)で細(xì)菌戦を発動(dòng)した。義烏は當(dāng)時(shí)の細(xì)菌戦における被害地の1つとなった。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年1月9日