「『外資が中國(guó)から大規(guī)模に撤退しつつある』とするネットメディアがあるが、この主張は信頼できるのか？」との聲がこのほど、読者から人民日?qǐng)?bào)に寄せられた。

人民日?qǐng)?bào)は関連報(bào)道でこの質(zhì)問(wèn)を取り上げた際、以下のような例を挙げた。

ウォルマートの大型店舗が近年多く閉店しているため、「ウォルマートの中國(guó)撤退」といったニュースをよく目にする。しかし、ウォルマートは2024年12月18日、浙江省溫州市にその會(huì)員制スーパーマーケット「サムズクラブ」の中國(guó)國(guó)內(nèi)52店舗目をオープンした。さらに、2024年第3四半期（7-9月）のウォルマートの中國(guó)における純売上高は前年同期比で17％増加した。

これは、中國(guó)市場(chǎng)の変化を反映している。消費(fèi)需要がより個(gè)別化?多様化する中で、現(xiàn)地の小売企業(yè)が力強(qiáng)く臺(tái)頭し、従來(lái)のビジネスモデルが中國(guó)では通用しなくなっている。中國(guó)市場(chǎng)の変化に迅速に対応できる外資系企業(yè)のみが、中國(guó)市場(chǎng)で成功を収めることができるのだ。

現(xiàn)在、中國(guó)は質(zhì)の高い発展という新たな段階に入り、かつての「資本不足」から「資本が潤(rùn)沢」な段階と移行し、「外資導(dǎo)入」の重視から「外資導(dǎo)入」と「海外展開(kāi)」の両立へとシフトしている。ネットには「中國(guó)に外資はそれほど必要ではなくなった」との聲もあり、一部の外國(guó)メディアはこれにかこつけて「中國(guó)は外資を歓迎しない」と騒ぎ立てている。

しかし、潤(rùn)沢な資本や海外展開(kāi)は「外資不要」を意味するわけではない。開(kāi)かれた「雙循環(huán)（國(guó)內(nèi)と國(guó)際的な2つの循環(huán)）」の構(gòu)築を加速するうえで、外資は依然として重要だ。

実際には、中國(guó)は近年、より大規(guī)模かつ高水準(zhǔn)の自主的または片務(wù)的な開(kāi)放措置を打ち出してきた。例えば、中國(guó)國(guó)際輸入博覧會(huì)（輸入博）や中國(guó)國(guó)際サプライチェーン博覧會(huì)の開(kāi)催、外資參入のネガティブリストの縮小、外資に対する內(nèi)國(guó)民待遇の付與などだ。外資の中國(guó)市場(chǎng)への參入障壁は不斷に下げられ、中小規(guī)模の外資系企業(yè)の中國(guó)市場(chǎng)參入が増加している。こうした要因により、外資系企業(yè)の新設(shè)數(shù)は比較的急速に増加している。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年2月10日