中國(guó)石油天然ガス集団公司（中國(guó)石油）は20日、中國(guó)初の1萬(wàn)メートル超科學(xué)調(diào)査井「深地塔科1井」の掘削がこのほど、地下1萬(wàn)910メートルに達(dá)し、掘削を完了したと発表した。アジア1位?世界2位の垂直深度を誇る掘削井となり、また、世界最深のライナーセメンティング、世界最深の電気畫像検層、世界最速の1萬(wàn)メートル以上の陸上掘削、アジア最深の垂直掘削、アジア最深の陸上コアリングという5つの工學(xué)記録を達(dá)成した。人民網(wǎng)が伝えた。

中國(guó)石油塔里木（タリム）油田公司執(zhí)行董事で、黨工委書記の王清華氏は、「深地塔科1井は中國(guó)初の地下1萬(wàn)メートルのコアを取得した上、1萬(wàn)メートルの地下に石油?ガスの存在を確認(rèn)した。これは世界初のことで、中國(guó)が深地分野の科學(xué)探査で大きく前進(jìn)したことを示している」と述べた。

深地塔科1井は2023年5月30日に掘削を開始し、地表から地下1萬(wàn)メートルに到達(dá)するまで279日、地下1萬(wàn)メートルから1萬(wàn)910メートルに達(dá)するまで300日以上かかった。掘削において、深地塔科1井は超重量負(fù)荷、井壁の不安定化、工具の故障、地層漏れなどの問(wèn)題に直面した。特に1萬(wàn)メートル以下では通常のドリルとセンサーが効果を失い、地層の硬度が極限値になり、井內(nèi)の荷重が665トンにも達(dá)した。

深地塔科1井の掘削作業(yè)現(xiàn)場(chǎng)。畫像提供は取材先。

塔里木油田首席専門家で、深地塔科1井責(zé)任者の王春生氏は、「當(dāng)社內(nèi)外の企業(yè)、科學(xué)研究機(jī)関、大學(xué)と共同で、世界初の陸上1萬(wàn)2000メートル自動(dòng)化ボーリングマシンや地質(zhì)工程一體化設(shè)計(jì)技術(shù)などの10の技術(shù)を研究開発し、獨(dú)自化した1萬(wàn)メートル重要中核技術(shù)システムを形成することにより、中國(guó)の深地掘削シリーズの重要設(shè)備、工具、素材の向上をサポートした。深地の極限にチャレンジし、超深層石油?ガス資源の開発に設(shè)備的サポートを提供している」と述べた。

科學(xué)研究者はコア、巖屑、観測(cè)?記録井などの地質(zhì)サンプル及びデータに基づき、アジア初の1萬(wàn)メートル地質(zhì)斷面図を作成した。深地科學(xué)探査及び石油?ガス開発に一次資料を提供し、地球深部の構(gòu)造や物質(zhì)組成、地球の進(jìn)化、気候変動(dòng)などの重要な基礎(chǔ)科學(xué)問(wèn)題の研究を支えるものとなる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年2月24日