春になると、萬物が蘇る。秦嶺地區(qū)の野生のキンシコウも、標(biāo)高の高い森林から、「春の味覚」を味わうために標(biāo)高の低い森林へと移動している。最近、あるカメラマンが秦嶺地區(qū)の奧地にある陝西省仏坪県で、木の新芽をおいしそうに食べているキンシコウの群れの撮影に成功した。中央テレビニュースが報じた。

秦嶺地區(qū)の奧地にある陝西観音山國家級自然保護區(qū)では、50頭以上からなるキンシコウの群れが標(biāo)高1千メートルほどの斜面まで降りてきて、春の心地よい日差しを浴びながら、木が茂った森林の中を飛び交い、やわらかい木の新芽を満足いくまで食べていた。

専門家によると、毎年春になると、木の新芽が伸び、キンシコウにとっては、「春の味覚」を味わう季節(jié)となる。この頃のソヨゴやユスラウメなどの新芽や蕾も、キンシコウの好物だ。秦嶺地區(qū)の生態(tài)系が近年、継続的に回復(fù)しているのを背景に、野生のキンシコウも目に見えて増加し、今では6000頭前後にまで増えた。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年2月28日