今年の春節(jié)（舊正月、今年は1月29日）期間中、生まれ故郷の県の消費(fèi)が突然グレードアップし、各種新スタイルのティードリンクやコーヒー、ベーカリーを販売するショップが建ち並び、人気を集めたほか、映畫館も大混雑しているのを目にしたネットユーザーも多かった。

昨年、中國全土で映畫館895館が新たにオープンし、その約3分の1が県域だった。そして春節(jié)に合わせて公開された映畫は、県域でも人気となり、これらの映畫館では満員御禮が続出となった。

江西省撫州市臨川區(qū)の市民?饒夢(mèng)如さんは、「以前なら大作映畫を見るためには車で市內(nèi)まで行かなければならなかった。でも今は、自宅近くで高畫質(zhì)の映畫を見ることができ、とても便利」と喜ぶ。

コーヒーの消費(fèi)を例にすると、県の行政中心地ではコーヒーショップが次々とオープンし、コーヒー片手に、余暇や娯楽を楽しむ住民が増え、以前のように大都市でしか見られない光景ではなくなっている。スターバックスや「瑞幸珈琲（ラッキンコーヒー）」、庫迪（コッティコーヒー）といったブランドが、「下沈市場（三線以下の都市、県?鎮(zhèn)、農(nóng)村地區(qū)の市場）」への進(jìn)出を加速させており、県の行政中心地だけでなく、郷や鎮(zhèn)でも店舗を展開している。

県域観光が人気になるにつれて、都市からやって來る観光客は、大都市にたくさんあり、代わり映えのしない外食チェーンでは満足できなくなり、街中に潛んでいるご當(dāng)?shù)廿哎毳幛蚯螭幛毪瑜Δ摔胜盲皮い搿?/p>

「2024中國県域経済の質(zhì)の高い発展研究」によると、2023年、中國の県域の社會(huì)消費(fèi)財(cái)小売総額が全體に占める割合は46.3％に達(dá)した。コンサルティング企業(yè)?マッキンゼー?アンド?カンパニーは、2030年までに、中國の個(gè)人消費(fèi)を66％引き上げるのは、県域になると予想している。このように県域市場が現(xiàn)在、消費(fèi)の「新たなブルーオーシャン」になっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年3月10日