四川省の三星堆博物館の11日の発表によると、今年4月に開(kāi)幕する2025年日本國(guó)際博覧會(huì)（大阪?関西萬(wàn)博）で、「青銅神樹(shù)」を含む同博物館の文化財(cái)3點(diǎn)のレプリカが中國(guó)パビリオンで展示され、世界に向けて非常に奧深い中華文化がPRされるという。レプリカ3點(diǎn)はすでに四川省広漢市から日本に向けて発送されている。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

海外パビリオンの中でも最大規(guī)模の敷地面積を誇る中國(guó)パビリオンでは、非常に奧深い中華文化、及び古代から今に至るまでの中國(guó)のグリーン発展の理念や成果が重點(diǎn)的に展示されることになっている。昨年以來(lái)、専門(mén)家が、中國(guó)の各大規(guī)模遺跡から厳選した文化財(cái)を何度も比較し、最終的に、三星堆を含む數(shù)ヶ所の遺跡から出土した文化財(cái)のレプリカを中國(guó)パビリオンで展示することとなった。

青銅神樹(shù)のレプリカ制作の様子（寫(xiě)真提供?三星堆博物館）。

大阪?関西萬(wàn)博で展示されるのは、三星堆博物館の青銅神樹(shù)、青銅仮面、青銅獣首冠人像のレプリカとなっている。いずれも國(guó)寶レベルの文化財(cái)で、特に青銅神樹(shù)は中國(guó)大陸部外への持ち出しが禁止されている文化財(cái)だ。では、それをどのような形で大阪?関西萬(wàn)博で展示することになるのだろうか？三星堆博物館は、文化財(cái)3點(diǎn)の高精細(xì)レプリカ制作案を特別に制定した。そして、文化財(cái)が絶対に破壊?毀損しないよう細(xì)心の注意を払うことを前提に、國(guó)家文物局がその案を認(rèn)可した。昨年12月、レプリカ制作が正式に始まり、最終的に約2ヶ月かけてそれが完成した。

青銅神樹(shù)のレプリカ制作の様子（寫(xiě)真提供?三星堆博物館）。

青銅神樹(shù)は、神樹(shù)の高さは3.84メートルと高く、3段構(gòu)造で、それぞれの段から無(wú)數(shù)の枝が生え、鳥(niǎo)の裝飾もあるなど、非常に複雑な作りとなっている。これらを忠実に再現(xiàn)するべく、専門(mén)家は、まず、文化財(cái)のパーツ分けを行い、各パーツごとのシリコン型を3Dプリンターで制作した。そして、その模様を、一つずつ本物の文化財(cái)と比較していった。シリコン型の確認(rèn)を終えてから、その塗料や砂を塗って原型を作っていき、細(xì)部から全體まで必要な鋳型を作っていき、最終的に型から外して鋳造を行った。それから、化學(xué)薬品を使ってベースの著色を行った後、巖絵具を用いて、細(xì)部を描いていき、青銅神樹(shù)を忠実に再現(xiàn)したという。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年3月13日