全國(guó)政協(xié)委員を務(wù)める中國(guó)の呉江浩駐日大使は、全國(guó)両會(huì)（全國(guó)人民代表大會(huì)?中國(guó)人民政治協(xié)商會(huì)議全國(guó)委員會(huì)）の會(huì)期中に、中日関係などの問(wèn)題について記者の質(zhì)問(wèn)に答えた。

【記者】今年は中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)ならびに世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利80周年にあたる?，F(xiàn)在の日本國(guó)內(nèi)における歴史問(wèn)題に対する姿勢(shì)をどのように見(jiàn)ているか。これは中日関係にどのような影響を與えるか。

【呉大使】中日は互いに重要な隣國(guó)であり、中日関係の健全かつ安定的な発展の促進(jìn)は、雙方の共通利益にかなう。中日関係がこれまでの浮き沈みの繰り返しから抜け出せるか否かについては、政治的な基礎(chǔ)を堅(jiān)持してこそ、安定した持続的な発展が可能となると私は理解している。中日間の4つの基本文書の定めた諸原則、特に歴史や臺(tái)灣地區(qū)など重大な問(wèn)題における日本側(cè)の厳粛かつ真摯な約束は、中日関係の政治的な基礎(chǔ)を構(gòu)成しており、これを堅(jiān)持し厳守しなければならず、いささかも曖昧にしたり後退したりすることは許されない。両國(guó)の指導(dǎo)者による重要な共通認(rèn)識(shí)を指針とし、前向きな要素を拡大し、対立や意見(jiàn)の相違を管理?コントロールし、外部からの干渉を排除して、両國(guó)関係が正しい軌道に沿って安定的に改善し、発展していく後押しをする必要がある。

今年は中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)ならびに世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利80周年にあたる。歴史問(wèn)題は中日関係において最も敏感な問(wèn)題の1つだ。我々は、日本側(cè)が最近『歴史を直視し、未來(lái)に向かう』と表明しているのと同時(shí)に、右翼勢(shì)力が依然として侵略の歴史を否定し、侵略戦爭(zhēng)を美化していることに注意を払っている。

王毅中共中央政治局委員（外交部部長(zhǎng)）が全國(guó)両會(huì)の記者會(huì)見(jiàn)で指摘したように、軍國(guó)主義の亡霊の復(fù)活を防ぐことは、日本が常に怠らず盡くすべき義務(wù)であり、中國(guó)及びアジアの人々の挑戦を許さぬ確固たる意志でもある。良識(shí)と誠(chéng)実さを試される中、日本は平和憲法の精神を厳守し、引き続き平和的発展の道を歩んでしかるべきである。我々は、日本國(guó)內(nèi)及び世界の平和を愛(ài)する全ての正義の人々と共に、人類の良知と正義を守り、戦後の國(guó)際秩序を守り、中日両國(guó)及び世界の恒久平和を守ることを望んでいる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年3月13日