天津市武清區(qū)崔黃口鎮(zhèn)には100年を超えるじゅうたん生産の歴史があり、米國のダルトン、トルコのガズィアンテプとともに、世界3大集積地と呼ばれる。崔黃口鎮(zhèn)の中心には「織採宮――崔黃口國際じゅうたん文化展示館」があり、同鎮(zhèn)のじゅうたん発展の歴史を記録するとともに、中國におけるじゅうたん分野の展示施設(shè)の空白を埋めるものとなっている。

寫真提供?新華社（撮影?李然）

技術(shù)の絶え間ない進(jìn)歩にともない、じゅうたん生産は完全な手作業(yè)からミシン、さらには3Dプリンターでの生産へと変わり、効率が大幅に向上した。天津安芝金林じゅうたん有限公司の生産作業(yè)場では、機(jī)械の轟音と共に、精巧で美しいデザインのじゅうたんが1枚また1枚と次々に出來上がっていた。同公司の陳法林社長は取材に、「これまでは作業(yè)員1人が1日に生産できるじゅうたんは1枚が限界だったが、今は全ての作業(yè)が自動化?機(jī)械化され、平均して數(shù)秒で1枚を生産できるようになった」と話した。

寫真提供?新華社（撮影?李然）

崔黃口鎮(zhèn)の龔建興副鎮(zhèn)長は、「現(xiàn)在、鎮(zhèn)全體でじゅうたん企業(yè)は1200社以上を數(shù)え、毎年1億枚ほどのじゅうたんを生産し、輸出量は全國の40％、天津市の80％を占める。鎮(zhèn)の人口の約半數(shù)に當(dāng)たる約2萬5000人がじゅうたん産業(yè)に従事しており、まさに「一つの鎮(zhèn)に一つの産業(yè)」を體現(xiàn)する町となっている。デザイン、原材料供給、加工?製造、物流?倉庫などチェーン全體にわたって集積が進(jìn)み、優(yōu)位性を発揮している」と説明した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年3月18日