習近平総書記は3月17日から20日にかけて、多民族が居住する貴州省と雲(yún)南省を相次いで視察した。侗（トン）族の村落や花卉産業(yè)パーク、麗江古城などを訪れ、幹部や大衆(zhòng)と共に、農(nóng)村振興や産業(yè)発展、少數(shù)民族文化遺産の保護と活用、民族団結(jié)?進歩事業(yè)などについて衆(zhòng)知を集め、発展を図り、未來を語った。新華社が伝えた。

少數(shù)民族地域に対する踏み込んだ視察は、習総書記が民族政策を非常に重視していること、少數(shù)民族地域の繁栄と発展を気に掛けていることを示しており、さらなる改革の全面的深化、中國式現(xiàn)代化の推進のために力を結(jié)集するための深い考えを示している。今回の視察から、民族団結(jié)を促進するための3つの重點が見て取れる。

■改革と発展によって民族団結(jié)の基礎を固める

両省の視察で、習総書記は「質(zhì)の高い発展」を強調(diào)するとともに、資源賦存量を考慮し、現(xiàn)地の実情に基づき、両省の発展の重點と方向性を示した。これは全國、特に少數(shù)民族地域の発展にとって示唆となる。

新たな道のりにおいて、各地域の狀況に応じて新たな質(zhì)の生産力を発展させ、少數(shù)民族地域の質(zhì)の高い発展と現(xiàn)代化の歩みを加速し、各民族の共同富裕を著実に推進し、各地域を経済的により緊密に結(jié)びつけ、一體化させ、各民族の心をより近づけ、密接にし、民族団結(jié)を一層強化するための基礎を固める。

■中華民族共同體意識は民族団結(jié)の礎

19日、習総書記は麗江古城を訪れ、古城內(nèi)の木氏土司府の主な建築物を視察し、納西（ナシ）族の東巴（トンパ）文化の研究成果の展示を見學した。その際「各民族の大衆(zhòng)が自覚的に中華民族共同體意識を堅固に作り上げ、中華民族共同體の構築を不斷に推進するよう導く必要がある」と強調(diào)した。

新たな情勢の下では、複數(shù)の措置を同時に実施して中華民族共同體意識を一層堅固に確立してこそ、各民族が中華民族としての自覚的アイデンティティを強化し、國家統(tǒng)一と民族団結(jié)を維持するための強固な「精神の長城」を築き、中華民族をさらに強い一體感と結(jié)束力を持つ運命共同體にしていくことが可能となる。

■文化的アイデンティティは民族団結(jié)の根本

「少數(shù)民族文化は中華文化に欠かせない重要な構成要素だ」「木府のような重要な文化的ランドマークを保護?活用し、中華の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化をしっかりと保護?継承する必要がある」。肇興侗寨でも麗江古城でも、習総書記は民族文化保護の重要性を繰り返し強調(diào)した。

中華民族が共有する精神的なふるさとの構築に力を入れ、中華民族共同體意識を堅固に確立し、各民族の人々が祖國?中華民族?中華文化?中國共産黨?中國の特色ある社會主義への一體感を不斷に強めるよう導き、中華民族共同體を一層強固にしてこそ、民族復興の道において直面する疾風や驟雨、さらには逆巻く大波にも、より悠然と立ち向かうことができるようになる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年3月21日