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マラソン大會(huì)が年間700回以上開催 メダル産業(yè)が活況

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2025年04月07日16:25

今年4月には、中國(guó)各地でマラソン大會(huì)が110回以上開催される。大會(huì)の重要な一部として、メダルのデザイン?製造のニーズも高まっている。2017年からマラソン大會(huì)のメダルデザインの仕事を手がけてきた許宇鋒さんは、「これまでに200種類以上のメダルをデザインした。今年上半期の受注はすでに埋まっており、下半期の受注スケジュールも奪い合いのような狀況になるだろう」と話す。

中國(guó)陸上競(jìng)技連盟が3月に発表した「2024年中國(guó)ロードランニング活動(dòng)報(bào)告」によると、24年には全國(guó)で各レベル?種類のロードランニング大會(huì)が累計(jì)749回行われ、そのうちフルマラソンとハーフマラソンの大會(huì)は計(jì)696回で、23年は631回だった。ロードランニングイベント全體の參加者は延べ704萬(wàn)8600人、そのうちフルマラソン?ハーフマラソンは延べ416萬(wàn)3200人で、23年は延べ344萬(wàn)5000人だった。24年は、上海國(guó)際マラソンなどトップクラスのマラソン大會(huì)の直接経済効果が平均で4億1900萬(wàn)元(1元は約20.0円)に上った。マラソン大會(huì)は開催都市に極めて大きな総合的利益をもらすことがわかる。

完走したことを証明するものとして、マラソンメダルはマラソン大會(huì)の重要な一部になっている。最近はデザインが多様化し、開催都市の自然?歴史?文化を織り交ぜたものもあれば、ユニークさが目を引くものもあり、大會(huì)の注目點(diǎn)の1つになっている。

3月23日に浙江省寧波市で開催された2025寧波國(guó)際マラソンのメダルは、裏面は寧波市の地図を組み合わせたコンパスがデザインされており、ランナーの決して諦めない精神を象徴している。4月20日に湖南省長(zhǎng)沙市で行われる2025湘江ハーフマラソンのメダルは穴あきデザインで、表面には長(zhǎng)沙の都市部のランドマーク建築物が並び、中央の空洞部分には滴型の飾りがぶら下がり、湘江と長(zhǎng)沙の歴史や文化を表現(xiàn)したものとなっている。

メダルをブラインドボックスにした遊び心のあるデザインもある。2024年に山東省泰安市で開催された泰安マラソンのメダルはこのタイプで、メダルは5種類あり、ランナーをたたえる5つの文字「酷(クール)、爽(爽快)、美(美しい)、賛(いいね!)、神(すばらしい)」のどれかが刻まれている。字の部分を覆ったシールをめくると、「泰酷囉(とてもクール?。?、「泰爽囉(とても爽快?。?、「泰美囉(とても美しい?。?、「泰賛囉(とてもいいね?。?、「泰神囉(とてもすばらしい!)」の文字がランダムに現(xiàn)れる仕様となっている。

一部の有名ブランドもマラソンメダル市場(chǎng)に參入した。ジュエリーチェーンの六福珠寶は15年から6年間、上海マラソンの完走メダルのデザイン?製造を手がけた。米高級(jí)ジュエリーブランドのティファニーは23年と24年の過去2回連続で上海マラソンと提攜し、男女上位3位の選手に贈(zèng)るトロフィーとメダルのデザインを手がけた。

前出の許さんは、今ではランニングイベント関連の獨(dú)立したデザイナーであり、自身のアトリエを運(yùn)営している。

許さんによると、マラソン大會(huì)のメダルのデザインを決める方法には主に2通りあり、1つはデザイナーに直接依頼する方法、もう1つはデザインを公募して選ぶという方法だ。

許さんは、「現(xiàn)在、マラソン大會(huì)のメダルのスタイルと內(nèi)容が絶え間なく発展しており、もはや単なる完走証明ではなく、蕓術(shù)的コレクションという性質(zhì)を徐々に備えるようになってきている」と話す。

広東省中山市の中山市天隆工蕓製品有限公司の徐応平社長(zhǎng)は、「マラソン大會(huì)のメダルは、15年から一部分が回るデザインなどデザインイノベーションが見られ始めたが、規(guī)模はそれほど大きくなかった。17年以降にマラソン大會(huì)の開催數(shù)が爆発的に増加すると、メダルのデザインも多様化し、フォルムもこれまでのような丸型一辺倒ではなくなった」と振り返った。

徐社長(zhǎng)は、「(ある地域で大會(huì)が開催された時(shí)に)主催者はその土地の特徴をメダルに織り込みたいと考える。例えば、江西省景徳鎮(zhèn)市の陶磁器、雲(yún)南省騰衝市の玉などの特産品や自然資源などをメダルに取り入れた大會(huì)もあったし、中には特産品の茶葉をメダルに入れた大會(huì)もあった。さまざまなタイプ?デザインのメダルにはそれぞれの製造技術(shù)が必要であり、こうした特色ある要素をどのようにメダルの製造に落とし込むかが、大きな課題となっている」と例を挙げながら説明した。

徐社長(zhǎng)は、「最近製造した最も複雑なメダルは、3月に安徽省蕪湖市で行われた2025蕪湖マラソンのものだ。これには動(dòng)かせる小さな飛行機(jī)が付いていて、飛行機(jī)を動(dòng)かすとメダル本體が開閉する仕組みになっている。15の部品からなっており、試作だけで約半月かかり、製造には約25日間かかった」と振り返った。

徐社長(zhǎng)によると、現(xiàn)在、長(zhǎng)江デルタ地域の都市で、特に江蘇省の都市でマラソンメダルのニーズが最も大幅に増加している。中國(guó)陸上競(jìng)技連盟のまとめたデータでは、24年には江蘇省でマラソン大會(huì)が61回開催されて全國(guó)トップになり、2位は浙江省で57回だった。メダル製造期間はマラソン大會(huì)の開催時(shí)期によって決まる。國(guó)內(nèi)のマラソン大會(huì)は3-4月がピークで、5-7月は西北地域と雲(yún)南省、貴州省などに集中し、下半期は10-11月に集中するという。徐社長(zhǎng)は、「今年はマラソンメダルの売り上げが前年同期比20%増加する見込みだ」と述べた。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年4月7日

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