「小麗(シャオリー)、小麗、僕のロングコートはどこにしまったんだい？」、「ロングコートは2つ目の衣裝棚です」、「11時(shí)半です。何おじさん、薬を飲んでください」。これは、四川省成都市溫江區(qū)のある高齢者施設(shè)における、何さんと、高齢者の生活に寄り添うロボット「小麗」の日常のやり取りだ。「小麗」の日常業(yè)務(wù)は早朝から始まる。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

高齢者の生活に寄り添うロボット「小麗」（寫真提供?成都市科技局）。

サービスロボット関連企業(yè)の中科源碼(成都)服務(wù)機(jī)器人研究院有限公司(以下、「中科源碼」)などが共同で研究開発したロボット「小麗」は、北京市や四川省成都市などの、多くの介護(hù)シーンですでに活躍している。そんな「小麗」の利用者である何さんは、「『小麗』に、よく使うものをどこにしまったかを伝えておけば、必要な時(shí)に聞くとすぐに教えてくれ、とても便利」と満足げだ。

実験室から人々の暮らしの中に溶け込むようになっているロボットが現(xiàn)在、シルバー経済において重要な位置を占めるようになっている。成都市民政局のデータによると、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、成都市の常住高齢者は400萬(wàn)人以上、介護(hù)機(jī)関は460機(jī)関以上、コミュニティの介護(hù)サービス施設(shè)は2700ヶ所以上に達(dá)している。介護(hù)サービスロボットは、不足しているシルバーサービスの人的資源を補(bǔ)い、高齢者に生活の世話、リハビリ?看護(hù)、精神的サポートといったサービスを提供している。

中科源碼の運(yùn)営責(zé)任者?李燕秋さんは、「シルバー経済はブルーオーシャン。シーンがイノベーション創(chuàng)出を促進(jìn)し、ロボット製品が、『介護(hù)』を『老後を楽しむ』に変えている。身辺の世話、遊び相手、付き添いといったマルチ機(jī)能を、高齢者でも簡(jiǎn)単に利用できるほか、このロボットは、見(jiàn)守りサポートも提供でき、高齢者の狀況をリアルタイムで家族に伝えることができるほか、緊急時(shí)にはすぐに警告を知らせてくれる」としている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年4月14日