日本の有識者からなる「中國文化財返還運動を進める會」は14日、東京で講演會を開催した。戦時期の中國における日本の考古學的調(diào)査や、文化財略奪問題に焦點を合わせた講演會では、略奪文化財の返還と學術(shù)倫理の再構(gòu)築?が呼びかけられた。中日の學術(shù)界関係者、メディア関係者、一般市民が參加した。新華社が伝えた。

東京都埋蔵文化財センター調(diào)査研究部の五十嵐彰?調(diào)査研究主任は講演會で、20世紀半ばに日本の學者が中國で展開した考古學的調(diào)査について説明したほか、日本が対外侵略を行う中、そうした活動がどのように軍事的占領(lǐng)に加擔したかを説明した。

五十嵐主任は、「『學術(shù)研究』という名の下に行われた調(diào)査は、舊日本軍が占領(lǐng)した地域で多く発生しており、植民地支配や文化財略奪と密接な関係がある」と指摘。代表的な例を10件以上挙げ、戦後の日本の學者の回顧的文獻を引用し、戦後の日本學術(shù)界における、出版や展示を通して文化財略奪を「學術(shù)的成果」と美化する傾向を明らかに示した。

講演會は、中國の文化?自然遺産デーに開催された。五十嵐主任は取材に対して、「現(xiàn)時點で、中國文化財返還を進めるうえで最大の壁となっているのは、そうした文化財がどこから來たもので、それにはどんな歴史的意義があるかについて、日本社會ではほとんど知られていないことだ」と指摘?！笜敗─史椒à蛲à筏?、一人でも多くの人にそれらについて知ってもらい、文化財返還のために社會的な基盤を作り出さなければならない。また、日本は中國と手を攜えて文化財返還を進めなければならない。それは、この問題における本當の意味での和解を?qū)g現(xiàn)することにつながる」と強調(diào)した。

「中國文化財返還運動を進める會」の共同代表で、「村山首相談話を継承し発展させる會」の理事長を務める藤田高景氏は、「日本は中國を侵略し、植民地支配を行った際、中國各地から石像、陶磁器、絵畫といった大量の貴重な文化財を略奪し、その多くが未だに返還されていない。日本はそれら文化財を自ら返還し、平和を追求する姿勢を見せなければならない。日本が敗戦した第二次世界大戦が終結(jié)して80年という節(jié)目を迎える今年、文化財返還運動を引き続き進めることには非常に意義がある」との見方を示した。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年6月16日