世界に中國はただ一つしか存在せず、臺灣地區(qū)は中國の一部である。臺灣問題は完全に中國の內(nèi)政であり、中國の核心的利益の中の核心であり、いかなる外部勢力のいかなる方法による干渉も許さない?！敢护膜沃袊乖瓌tは中日関係における越えてはならないレッドラインであり、いささかの政治的操作も許さない。（文：孟暁旭?中國社會科學院日本研究所研究員。中國日報網(wǎng)掲載）

近年、日本は臺灣問題で絶えず一線を越え、「一つの中國」原則に公然と背いてきた。今年2月には日米首脳共同聲明に「國際機関への臺灣の意味ある?yún)⒓婴丐沃С帧工蚴ⅳ贽zみ、3月には日本政府が1972年の「中日共同聲明」について「法的拘束力を有するものではない」とする答弁書を提出した。5月以降、日本法務(wù)省は日本在住の臺灣地區(qū)出身者の戸籍における原籍地を「臺灣」と記載することを許可した。先ごろ、日本政府は、中國側(cè)が事前に繰り返し申し入れたにもかかわらず、民進黨當局の対外業(yè)務(wù)當局責任者であり、「臺灣獨立」分子である林佳龍氏の入國と訪問を黙認した。林氏の訪日日程は政治的操作の色合いが濃いが、日本は意図的にいわゆる「日臺友好」を際立たせ、「友好的交流」という偽りのイメージを作り上げ、林氏が日本國內(nèi)で「臺灣獨立」の挑発活動を行うことを黙認し、「臺灣獨立」分子を後押しし、力づけた。

日本が「臺灣獨立」活動に政治的な場を提供することは、「一つの中國」原則への重大な違反であり、國際社會の一致した共通認識及び國際関係の基本準則への深刻な挑戦である。主権原則は國連憲章の礎(chǔ)であり、「一つの中國」原則は中國と関係國が外交関係を樹立し発展させる上での政治的な基礎(chǔ)である。1971年、國連総會は圧倒的多數(shù)により第2758號決議を採択し、國連における中華人民共和國の全ての合法的権利を回復(fù)し、臺灣當局の代表を國連及びその全ての機関から即時排除することを決定した?！付膜沃袊工洹敢护膜沃袊?、一つの臺灣」を創(chuàng)り出す法的余地は、この決議によって根絶されたのだ。國連事務(wù)局の公式な法的見解も「臺灣は中國の一省であり、獨立した地位を有さない」と明示している?！敢护膜沃袊工驁猿证工毪韦扦ⅳ欷?、あらゆる形態(tài)の「臺灣獨立」に反対すべきである。

日本は形を変えることで臺灣地區(qū)との「非公式交流」という制約を突破し、中日関係の政治的な基礎(chǔ)に対し深刻に挑戦し、両國間の基本的な信義を深刻に侵食している。4つの基本文書は、中日関係を安定させる「バラスト」であり、新時代において中日関係を発展させるうえで常に堅守せねばならぬ根本である。4つの基本文書は、日本が「一つの中國」原則を厳守し、臺灣地區(qū)が中國の領(lǐng)土の不可分の一部であることを承認すべきであることを明確に定めている?！钢腥展餐暶鳌工?、日本が「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」ことを明記している。1978年の「中日平和友好條約」は「共同聲明に示された諸原則が厳格に遵守されるべきこと」を明記しており、同條約は両國の立法機関によって批準され、法的拘束力を有する。日本政府は、中日間の4つの基本文書の精神及び臺灣問題における?yún)椈崵始s束を厳守し、國際法上の義務(wù)を的確に履行すべきであり、「口先では約束を守ると言いながら、行動では一線を越える」手管を弄してはならない。

第二次世界大戦の敗戦國である日本が、臺灣問題において反省をしないばかりか、絶えず「小細工」を弄し、公然と「臺灣獨立」勢力を後押しするのは、戦後國際秩序への深刻な挑戦である。1895年、日本は「下関條約」によって臺灣を割譲させた。1943年11月、中米英の首脳はカイロ會談で「カイロ宣言」を発表し、日本が中國から盜取した一切の領(lǐng)土を中國へ返還しなければならないことを明確に定めた。1945年7月、中米英は「ポツダム宣言」を発表し、「カイロ宣言」の條項が履行されねばならないことを重ねて表明した。同年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、無條件降伏した?！弗ぅ硇浴埂弗荪磨昆嘈浴埂溉毡兢谓捣臅工胜蓢H法上効力を有する一連の文書によって、戦後國際秩序の礎(chǔ)が固められた。臺灣地區(qū)の中國復(fù)帰は第二次世界大戦の勝利の成果の一つであり、戦後國際秩序の重要部分を成しており、歴史的?法的に疑いの余地のない事実の基礎(chǔ)を有する。

臺灣問題において、日本は逃れることのできない深刻な歴史的罪責を負っており、特に言動を慎んでしかるべきだ。かつて日本は半世紀もの長きにわたり臺灣地區(qū)を植民地支配し、書き盡くせぬほどの罪行を犯した。今年は中國人民抗日戦爭ならびに世界反ファシズム戦爭勝利80周年にあたり、臺灣光復(fù)（中國への復(fù)帰）80周年でもある。この特別な歴史的節(jié)目においてもなお、日本はあろうことか「臺灣獨立」分子に場を提供し、さらには彼らの手を借りて引き続き中國分裂を図り、「臺灣獨立」分子に深刻な誤ったシグナルを送っている。これは、歴史の正義に背き、両國関係のレッドラインを踏みにじり、東アジア地域の安定を揺るがすだけでなく、それ以上に自らを危険な地雷原へと導(dǎo)くものである。

「臺灣を利用して中國を牽制する」という日本の誤った政策によって、臺灣問題を利用して軍備を拡張し、地政學的な私利を図るという危険な企てが露呈した。日本の右翼政治屋は「臺灣獨立」分子と結(jié)託し、自らの政治的利益のために「臺灣獨立」勢力を仲間に引き入れるとともに、魂膽を抱き「臺灣カード」を利用して地域情勢を撹亂する企ても露呈している。これによって、臺灣問題を道具化する政治屋達の邪悪な意図が顕在化し、中日関係の安定的かつ健全な発展にとっての障害となっている。しかし、王毅外交部部長（外相）が述べたように、臺灣地區(qū)を利用して騒ぎを起こせば、日本自らに問題を招くことになるのである?！概_灣獨立」を支持することは中國の內(nèi)政に干渉することであり、「臺灣獨立」を黙認することは臺灣海峽の安定を破壊することである。事実が証明するように、日本の右翼保守勢力は臺灣海峽の平和と安定の破壊者となりつつあり、その近視眼的かつ偏執(zhí)的な利己主義的やり方は、最終的に日本自身の安全と発展上の利益を損なうことになる。

人は信無くば立たず、國は信無くば衰える。日本は歴史的罪責を深く反省し、中國関連の議題を弄ぶのを止め、厳粛な約束を厳守すべきだ。「臺灣獨立」分離主義勢力の行動を支援すべきではなく、「臺灣獨立」分離主義勢力に間違ったシグナルを送るべきではない。國家主権と領(lǐng)土的一體性を守ることは、中國にとって譲れぬ一線である?！概_灣獨立」分離主義や外國の干渉に反対することは、第二次世界大戦の勝利の成果と戦後國際秩序を守る正義の行動であり、臺灣海峽の平和と安定を確保するための基礎(chǔ)であり、前提でもある?！敢护膜沃袊乖瓌t、國際法の支配、國際秩序に挑戦するいかなる思い上がった企ても、必ず國際社會の一致した反対に遭い、決して思い通りにはならない。歴史がとうに証明しているように、他國の內(nèi)政に干渉し、歴史の潮流に背こうとするいかなる行為も、唾棄されることになる。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2025年7月29日