「立」は始まりを意味し、「秋」は穀物が実り、収穫する時(shí)期を意味する。8月7日はそんな二十四節(jié)気の「立秋」を迎える?！噶⑶铩工蛴à毪?、暑さが涼しさに切り替わり、中醫(yī)學(xué)的にも「陽」が「陰」に転じる頃となる。そして、すくすくと育った萬物が成熟に向かう?！噶⑶铩工?、農(nóng)耕社會(huì)における重要な節(jié)目で、作物が収穫の季節(jié)を迎えることを意味している。

この時(shí)期、河北省承徳市にある清代の離宮「避暑山荘」を散策すると、深い青緑でとがった葉の茂るアブラマツが、澄み切った青空と競(jìng)演する景色を楽しむことができる。アブラマツは、その年輪に二十四節(jié)気の移り変わりを記録している。木には松ぼっくりがなり、松の香りが風(fēng)に乗って漂っている。そして、亀甲狀に割れた樹皮の內(nèi)側(cè)に、厳しい寒さに耐えるための樹液を持つアブラマツは、逆境に耐える忍耐の象徴でもある。

「立秋」は、秋へと季節(jié)が移り変わり始める頃であるものの、ほとんどの地域は依然として1年のうちで最も暑い「三伏」の時(shí)期で、気溫は高止まりし、どう猛なトラのようであることから、中國では殘暑を「秋老虎」と呼ぶ。そのため、暦の上では「立秋」だが、本當(dāng)の意味で秋が到來するのはまだ少し先のことになる?！盖锪ⅳ膜馐瞍禋垽搿工妊预铯欷胨预?。

「立秋」の時(shí)期の風(fēng)習(xí)の多くは、飲食と関係がある。例えば、肉料理などを食べる「貼秋膘」やスイカなどを食べる「啃秋」がある?！纲N秋膘」は主に肉料理を食べることで、厳しい暑さで消耗した體力を取り戻す。またスイカなどを食べる「啃秋」の「啃」には、「酷暑をかじって、爽やかな秋を迎えたい」という人々の思いが込められている。

立秋の到來で、爽やかで靜けさを楽しむことのできる秋も、すぐそこだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年8月7日