中國鉄道當(dāng)局はこのほど、10月1日から紙媒體の実費(fèi)精算用領(lǐng)収書を全面的に廃止し、電子領(lǐng)収書に切り替えることを規(guī)定した。

紙媒體の実費(fèi)精算用領(lǐng)収書である紙の切符（寫真提供?中國鉄路）。

2024年11月1日から、中國の旅客鉄道では、完全にデジタル化された電子領(lǐng)収書が導(dǎo)入された。旅客は実費(fèi)精算する場合、以前のように駅や販売代理店、セルフプリンターなどまで足を運(yùn)んで、紙媒體の実費(fèi)精算用領(lǐng)収書をプリントアウトする必要がなくなり、オンラインで電子領(lǐng)収書を取得できるようになった。

ただ、旅客や企業(yè)などの利便性を考慮し、旅客鉄道における全面的なデジタル化へ移行する前に、移行期間が設(shè)けられていた。そしてその期間である今年9月30日までは、紙媒體と電子の両方を取得できるようになっていた。

移行期間もあと約1ヶ月を殘すところとなり、紙の切符が歴史の舞臺から正式に姿を消すことになる。

電子領(lǐng)収書（寫真提供?中國鉄路）。

中國の列車の切符のペーパーレス化は、2018年から始まった。2018年11月、海南環(huán)島高速鉄道でeチケットが全國に先駆けて試験的に導(dǎo)入され、翌年7月に、eチケットの試験的導(dǎo)入の範(fàn)囲が拡大されて、四川省成都市と重慶市を結(jié)ぶ「成渝旅客専用線」の13駅にも導(dǎo)入された。2020年6月、eチケットは、中國全土の普通列車で導(dǎo)入され、乗客は有効な身分証明書を提示するだけで乗車することができるようになった。そして、その時(shí)から、紙の切符には「実費(fèi)精算用領(lǐng)収書」という文字がプリントされるようになった。

10月1日からは実費(fèi)精算用領(lǐng)収書として紙の切符が発行されることもなくなり、電子領(lǐng)収書がそれに取って代わるようになる。そのためネットユーザーからは、「高齢者は列車に乗るにも一苦労するのでは？」という疑問の聲も寄せられている。ただ紙の切符は廃止されるものの、旅客は依然として、セルフプリンターで、発車時(shí)間や到著駅、座席番號、改札口といった予約情報(bào)などが書かれた紙をプリントアウトすることができる。（編集KN）

切符の予約情報(bào)などが記載された旅程案內(nèi)用紙（寫真提供?中國鉄路）。

「人民網(wǎng)日本語版」2025年9月2日