（寫(xiě)真著作権は視覚中國(guó)が所有のため転載禁止）

塩はすべての家庭の臺(tái)所に欠かせない調(diào)味料の一つだ。料理の味を調(diào)えるために塩を多く使う人も多いが、これは血管の老化を早めるだけでなく、全身の炎癥レベルを高めることになる。そのため、減塩は全身の炎癥レベルを下げる助けとなる。

◆高い塩分で全身に炎癥反応

西安交通大學(xué)第一附屬病院心血管內(nèi)科主任である牟建軍氏のチームの研究によると、塩を多く摂ると炎癥が全身を「駆け巡る」ことになるという。

この研究は血圧が正常な18-60歳の被験者を選び、3週間の慢性塩負(fù)荷試験を行った。

その結(jié)果、塩に敏感かに関わらず、高い塩分の食事期間中は炎癥の重要な指標(biāo)が2つとも顕著に上昇し、體內(nèi)で炎癥が生じた。

中國(guó)醫(yī)學(xué)科學(xué)院醫(yī)學(xué)実験動(dòng)物研究所も、高い塩分が血小板の活性化を通じ、炎癥反応に加わる細(xì)胞を刺激することで、血管の炎癥を引き起こすことを発見(jiàn)した。

中國(guó)科學(xué)院上海生命科學(xué)研究院栄養(yǎng)科學(xué)研究所は研究の中で、高い塩分を摂り続ける環(huán)境は炎癥関連の遺伝子の発現(xiàn)が高まり、抗炎癥性の遺伝子の発現(xiàn)が低下すると指摘した。これは體內(nèi)で炎癥反応が起きていることを意味する。

調(diào)理の際に塩を多く使ったり、塩漬け肉や漬物を頻繁に食べるなど、食塩の過(guò)度な摂取は炎癥反応を刺激し、標(biāo)的臓器に損傷を與える。

◆WHOが低ナトリウム塩への切り替えを提案

世界保健機(jī)関（WHO）が発表した「低ナトリウム塩代替品使用ガイドライン」は、一般的な食塩を低ナトリウム塩に切り替え、ナトリウムの過(guò)度な摂取による健康リスクを減らすよう呼びかけている。

家庭での調(diào)理には、徐々に一般的な塩を低ナトリウム塩に切り替え、最初は1対1の比率で混ぜ、慣れてからは完全に切り替えるよう提案している。

ただ、腎機(jī)能不全やカリウム保持薬の服用、カリウム排泄障害などを患っている場(chǎng)合は、低ナトリウム塩の摂取を避けるべきだ。また子供や妊婦なども使用は控えた方がよい。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年10月15日