中國が獨(dú)自に開発する「3つの大型機(jī)」の一つである、大規(guī)模消火?海上救助用の水陸両用機(jī)「AG600」の機(jī)首が、3月17日に中航工業(yè)成飛民用飛行機(jī)有限公司で交付された。これはAG600の開発にとって、重要な節(jié)目となった。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

AG600のチーフデザイナーの黃領(lǐng)才氏は、「世界には現(xiàn)在、有名な水陸両用機(jī)が多數(shù)ある。例えばロシアのBe-200、日本のUS-2の離陸重量は40?45トンで、カナダのCL415は約20トンだ。全體的な水準(zhǔn)を見ると、AG600はこれらの水陸両用機(jī)と同水準(zhǔn)に達(dá)しており、使用上の機(jī)能や任務(wù)遂行能力から見ても、総合性能で肩を並べている。一部の性能?指標(biāo)に関しては、中國は國外よりも厳しい要求を突きつけている」と語る。

黃氏によると、AG600は中國の既存のSH-5をベースに開発されたもので、多くの改良を経て性能が強(qiáng)化された。その水陸の高い性能は、遠(yuǎn)洋の救助活動に非常に適しており、將來的には南中國海方面に投じることができる。黃氏は、「AG600は南中國海の75?80％の気象條件下で任務(wù)を遂行できる。掘削リグ、石油タンカー、漁船の故障など海上で突発的な事件が発生した場合、海岸から遠(yuǎn)く離れているため、船による救助では長い時(shí)間が掛かる。ヘリの作戦半徑も、500キロ以內(nèi)に限られる。そのためAG600があれば、遠(yuǎn)洋救助の効率が非常に高くなる。作戦半徑は1000キロに達(dá)し、2時(shí)間余りで事故現(xiàn)場に駆けつけることができる。またAG600は2メートルの高波にも耐えられるため、現(xiàn)場に駆けつけると同時(shí)に著水し、人員の救助を行うことが可能だ。1度に最多50人を救助できる。これは現(xiàn)在の水陸両用機(jī)の救助能力としては最高だ」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年3月18日