
20日は、1年で最も寒い日とされる二十四節(jié)気の「大寒」だった。ここ數(shù)日、中國の東北、華北地域では、今年の冬で最も冷え込みが厳しくなり、凍える寒さとなっている。中國中央気象臺の予報によると、シベリアから最強クラスの寒波がやって來るため、21日以降、中東部地域は北の方から南の方へと寒さが一層厳しくなると見られている。>>

中央気象臺の予想では、21-25日、西北地域の東部、內(nèi)蒙古(モンゴル)自治區(qū)、華北、東北地域南部、黃淮、江淮、江漢、江南、華南、西南地域東部の気溫は6-8℃下がり、江南東北部、雲(yún)南省東南部と南部などでは局地的に10-14℃下がることになりそうだ。
今回の寒波の影響で、南方の13の省?區(qū)?市の多くの地域で、雨や雪が降ると予想されている。また、中東部でも気溫が大幅に低下し、局地的に最低気溫の記録に迫る所も出そうだ。記録に迫る最低気溫とは、実際にどれほどの寒さなのだろう?各地の気象臺の予報によると、江西省では23-26日、1992年以來24年ぶりの寒さとなる見込みで、気溫が下がって雨や雪の天気になりそうだ。上海気象臺が19日に発表した予報では、華東地域が大雨や大雪になるにつれ、上海では30年に一度の寒波に襲われ、最低気溫が―10℃になることもありそうだ。また、浙江省では22-25日にかけて、まれに見る寒波となり、多くの地域で最低気溫が―6℃まで下がると予想されている。その他、湖南省長沙市では、記録的な雪害となった2008年以來の最低気溫を記録することになりそうだ。


スーパー寒波の到來により、「雨雪結(jié)氷」がいっそう強まっている。中國中央気象臺の専門家は、真剣に「寒波青色警報」を発令した一方、中國天気網(wǎng)はユーモラスな「全國防寒綿入れズボン」警報マップを発表した。
マップでは、気溫0℃から8℃の地域は「ももひきエリア」、マイナス12℃から0℃は「綿入れズボンエリア」、マイナス28℃から12℃は「綿入れズボン+ももひきエリア」、マイナス28℃を下回る地域は「持っている綿入れズボンと秋物ズボンを全て重ね著するエリア」と定められている。>>
では、各地の様子を見てみよう!
防寒綿入れパンツエリア

杭州市の小中高校が寒波の影響を受け休校
浙江省杭州市の教育局は1月20日午後、「寒波の影響を受け、杭州市は久しぶりの珍しい強い寒波が訪れると見込まれるため、1月21日から市內(nèi)の小中高校を休校することを決定し、1月26日を暫定的に學校を再開する」という通知を発表した。>>

杭州のスーパーの売り場がすっからかんになる
浙江省杭州市は1月20日、寒波が接近したことで市民は続々と食料の買いだめに走り、多くのスーパーの売り場は売り切れ続出した。>>

成都動物園の動物たちは冬の福利厚生を楽しむ
四川省気象臺はこのほど、寒波警報を発令し、厳しい寒さの中で人々は厚著で寒波に備えている一方、成都動物園の動物たちは冬の福利厚生を楽しんでいる。
動物たちに暖かく冬を過ごしてもらうため、成都動物園のスタッフは長年の試行錯誤を経て、動物の保溫防寒へ向け一連の改革を行なったという。同動物園の飼育管理部のスタッフは「まず食べ物を見直し、冬期のテンプレートに沿って動物にエサを與え、食べ物の種類も見直し、エサの量を適切に増量した」と話す。このほか、暖房設備も功を奏している。ヒーター、加熱ロッド、藁、トウモロコシ、おがくず、干し草俵、麻袋などの保溫材、絶縁パッド、防火毛布、オイルヒーターなど動物の種類に合わせた暖房器具を使用している。>>
綿入れパンツ+ももひきエリア


寒波に見舞われる北京、予想最低気溫はマイナス17度
北京平原地區(qū)の今週土曜日未明の最低気溫はマイナス16?17度に達する見通しだ。1月の北京としては約30年ぶりの寒さで、日中の最高気溫もマイナス10度前後になると予想さる。


遼寧省瀋陽市、凍り付く車窓
遼寧省瀋陽市で1月20日、氷の結(jié)晶が付く車窓に息を吹きかける1人の女性乗客。24節(jié)気の大寒にあたる同日、遼寧省殆どの地域で気溫が下がり続け、撫順と西峰の最低気溫は―28℃にまで達した。>>
持っている綿入れズボンと秋物ズボンを全て重ね著するエリア



「氷の街」ハルビン市 お湯が一瞬で氷に
「氷の街」ハルビン市は1年で最も寒い時期を迎え、気溫はマイナス30度に達した。お湯を撒くと一瞬で凍り、外を30分ほど歩くとまつげに霜がつく。



―40℃の大興安嶺林海 この雪原を訪れる勇気はあるだろうか?
冬の黒竜江省大興安嶺の森林地帯の気溫は―40℃にまで達するが、今が一年で一番美しい季節(jié)だ。真っ青な空、果てしなく広がる真っ白な森林、様々な不思議な樹氷、數(shù)えきれない白樺の木々…この冬、銀色の童話の世界を見に、この雪原を訪れる勇気はあるだろうか?>>
【番外編】 秋物パンツも綿入れズボンもなし!
強い暴風雪に襲われても日本の女子高生がミニスカートにルーズソックス姿

日本の東部および東北部で現(xiàn)地時間1月18日大雪が降り、東京の市街地では珍しく6ミリの雪が積もた。>>それでも、中國人がダウンコートと分厚いタイツで完全防備しているのとは異なり、日本人は薄著で、女子高生に至っては、ミニスカートにルーズソックス姿で、冬の景色となっている。>>(編集XM)
人民網(wǎng)日本語版」2016年1月22日
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