河南省鄭州市の金水區(qū)杜嶺街で4月10日午前8時頃、自警パトロール隊の史存才さんが同僚らといつものように金水河南岸をパトロールしていた。彼らが杜嶺街橋のたもとにやってきたところ突然、岸辺の水面にうごめく黃色い物體が目に入り、すぐさま駆け寄り注意深く見てみると、4本足の「怪獣」を発見した。2人の隊員が前後を取り囲んで捕まえ、すぐにプラスチックケースを探し出し、水を張り、ケースの中にその「怪獣」を投入した。隊員たちが岸に上がると、珍しいものを見ようと集まった大勢の市民にたちまち取り囲まれた。大半の人はこの「怪獣」はゴールドのオオサンショウウオだという。人民網(wǎng)が伝えた。
この奇妙な動物は全身ゴールドで、頭が大きく尻尾は短い。4本の腳のうち後ろの2本は5本の指に分かれており、前の2本の腳は4本に分かれている。頭と首の部分には3つの細(xì)長い突起が付いており、頭の上の部分にも長い突起物もついている。眼は小さいが口は大きく、平べったい身體は柔らかくて體長は14センチメートルほどだ。
この動物は一體何なのだろう?鄭州市林業(yè)局野生動物救護(hù)所の董朝偉所長は、「外見からすると確実にオオサンショウウオ屬に似ているので、いわゆるオオサンショウウオだろう。しかしオオサンショウウオの身體の色はこんな色ではない。ネットの報道から見ると、オオサンショウウオの突然変異だとする人や黃金のサンショウウオという人もいるが、私は後者のほうだと思う。しかし、それが一體何なのかを確定するには魚類、両生類専門家に鑑定しもらうのが一番いい」とストレートに語った。
皆がこの「ゴールドのオオサンショウウオ」が本當(dāng)は何なのかという議論を繰り広げている時、ペットを飼ったことがある市民がこれはペットの一種でウーパールーパーであると斷言した。
ペットショップの店主は、「ウーパールーパーはメキシコサンショウウオ、またの名をアホロートルと言い、通稱ウーパールーパーと呼ばれている。両生類でメキシコの固有種でもあり、泥が蓄積した水路や湖などの自然環(huán)境の中でのみ生息できる。ユニークな外見と幼形成熟で有名な動物だ」と話す。
ウーパールーパーは國際市場において非常に人気があるペットで、飼育される歴史が百年を超えたメキシコサンショウウオは、直徑20~30センチにも達(dá)する?,F(xiàn)在、ウーパールーパーは白色黒目、白色赤目、ゴールド、原色、シンビジウム色の5種類がある。
またペットショップの店主は、「野生のウーパールーパーは保護(hù)動物なので、現(xiàn)在市場で売られているのは人工飼育されたものだ。何代も前からの人口飼育を経たため、こんなに多くの色の種類が出現(xiàn)した?,F(xiàn)在、國內(nèi)で売られているウーパールーパーは主に南方地域で人口飼育されたものだ」と続ける。ウーパールーパーは一般市民が飼育可能な非保護(hù)動物だが、できるだけ捨てないこと。野生環(huán)境において、どんな狀況が発生するのかわからない上、在來種が危険にさらされるかもわからないからだ。 (編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月11日
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