上海協(xié)力機構（SCO）の加盟國首脳理事會第17回會議がカザフスタンの首都アスタナで9日開かれた。習近平國家主席は同會議に出席し、その席上で「団結連攜 開放的包摂 安全で安定し、発展し繁栄した共同體の建設」と題した重要談話を発表した。新華社が伝えた。

習主席は上海協(xié)力機構の発展に対し、下記の5點の提案を行っている。

1.団結と連攜の強化。政治的な相互信頼を深化させ、相互サポートを拡大し、立法機関、政黨、司法といった分野で交流と協(xié)力を強化し、平等で、互いに見守り助け合い、苦楽と安危を共にする運命共同體を構築していく。

2.手を攜えたテロ対策。中國側は「上海協(xié)力機構反過激主義規(guī)約」の実施を支持する。また、地域の対テロ対策機関の建設強化を主張し、防衛(wèi)安全フォーラムの開催を提唱し、今後3年間にわたり、「3つの勢力」（極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力）の取り締まりを行うための協(xié)力に関する要綱を制定する。

3.実務協(xié)力の深化。中國側と関連する各方面は「一帯一路」（the belt and road）建設をユーラシア経済連合建設などの地域協(xié)力イニシアティブや、カザフスタンの「光明の道」などの各國の発展戦略とドッキングさせることを現(xiàn)在積極的に推し進めており、上海協(xié)力機構はその中で重要なプラットフォームとしての役割を発揮することができる。

4.人的?文化的紐帯の強化。中國側は各方面と引き続き上海協(xié)力機構大學の運営業(yè)務を行い、青年交流キャンプ、小中學生サマーキャンプなどを?qū)g施するほか、上海協(xié)力機構國家文化蕓術フェスティバルなどの活動を主催する。また、「中國?上海協(xié)力機構人的資源開発協(xié)力計畫」の実施をスタートする。

5. 開放的包摂の堅持。中國側は、上海協(xié)力機構がオブザーバーや対話パートナーおよびその他國家とともに協(xié)力を展開していくことを支持し、同機構が國連などの國際的組織や地域の組織との協(xié)力を引き続き拡大させていくことに賛同する。

習主席は、中國側は上海協(xié)力機構輪番議長國を引き継ぎ、2018年6月にサミットを開催する計畫であるとし、真摯に責任を全うし、各方面と手を攜え、より明るい未來を創(chuàng)造していきたいと強調(diào)した。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月10日