今月8日、米國(guó)メディアの多くがニュース報(bào)道で「北京時(shí)間」を使用していた。AP通信のライブ配信では15分おきに「北京時(shí)間午後4時(shí)15分、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は北京市の中樞エリアにある雄大な迫力の紫禁城を見(jiàn)學(xué)中」といったニュースが流れ、米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の北京での最新動(dòng)向を伝えていた。新華網(wǎng)が伝えた。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は最初の訪(fǎng)問(wèn)地に故宮を選んだ。故宮には中國(guó)の伝統(tǒng)文化の真髄、文明の成果ともいえる蕓術(shù)作品があふれており、海外からの要人をもてなすことも故宮博物院の重要な役割の一つとなっている。同院の院長(zhǎng)で中國(guó)文化財(cái)學(xué)會(huì)會(huì)長(zhǎng)、中國(guó)建築學(xué)會(huì)副理事長(zhǎng)を務(wù)める?yún)g霽翔氏は、「専用車(chē)で故宮を訪(fǎng)れた場(chǎng)合、午門(mén)の前で必ず下車(chē)しなければならない。午門(mén)は紫禁城の正門(mén)であり、現(xiàn)在の故宮博物院の正門(mén)となる」と述べた。

このような制限を初めて受けた海外の要人はフランスのフランソワ?オランド前首相だった。このことについて、単氏は、「事情を説明して納得してもらってから、オランド氏は午門(mén)の前で下車(chē)し、歩いて中へ入っていった。オランド氏が戀人と長(zhǎng)い表門(mén)の通路を歩いていた際の表情からすると、オランド氏は生涯忘れることのない體験を味わったことだろう」とし、「過(guò)去に訪(fǎng)れた海外の要人たちは損をしている。彼らは車(chē)で故宮に入り、下車(chē)した後も『故宮にもう著いたのか？今は故宮のどのあたりにいるのか』と聞いてきた。車(chē)で午門(mén)を通ってしまうと、午門(mén)の壯大な空間を味わうことができなくなってしまう」と冗談交じりに言い添えた。

故宮の文化は人々の生活に溶け込みつつあり、微信（Wechat）のソーシャル機(jī)能「モーメンツ」上では、故宮の新たなクリエイティブ製品が次々に投稿されている。400種類(lèi)以上の様々なデザインのスマホカバー、公明正大という意味の「正大光明」と書(shū)かれた充電器、清の高級(jí)官吏が皇帝に朝見(jiàn)し議事を行うときに著用する裝飾品「朝珠」をモチーフにしたイヤホンなど、その製品の種類(lèi)はバラエティーに富んでいる。単氏は、海外の要人に贈(zèng)った贈(zèng)呈品について、「乾隆帝大閲図をよく見(jiàn)ると皇帝の絵はうまく描かれていないが、皇帝が乗っている馬は美しく描かれている。そこで、我々は馬の絵だけを取り出し、ネクタイのデザインやフルーツピックの上に飾るキャラクターとして使用している。そのほか、『神駿水果叉』というフルーツピック入れは、馬の頭、馬のしっぽ、馬の蹄が銅製で、胴體は陶磁器でできている。外交事務(wù)における贈(zèng)呈品は厳格な國(guó)家規(guī)定を守り、海外の要人への贈(zèng)呈品の値段は400元（1元は約17.0円）を超えてはならない。そのため我々はこのフルーツピック入れの定価を398元に設(shè)定した」と説明した。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年11月14日