中國(guó)新聞出版研究院が4月18日に北京で発表した第15回全國(guó)國(guó)民読書調(diào)査報(bào)告によると、2017年、中國(guó)の成人の読書量（紙の書籍）は平均4.66冊(cè)で、16年の4.65冊(cè)をやや上回った。調(diào)査によると、成人の約4割が、「自分の読書量は比較的少ない」と感じていた?！缸苑证握i書量が多い」と感じていた成人はわずか1.7％だった。39.5％が「自分の読書量はとても少ない、もしくは比較的少ない」と答えた。＞＞

同報(bào)告によると、スマホやインターネットは現(xiàn)在、中國(guó)の成人がメディアに接觸するための主體となっている。中國(guó)の成人のスマホの使用時(shí)間は1日平均80.43分で、16年の74.40分より6.03分増えた。インターネットの使用時(shí)間は1日平均60.70分で、16年の57.22分より3.48分増えた。微信（WeChat）を利用した読書時(shí)間は1日平均27.02分だった。

ネット通販大手?當(dāng)當(dāng)網(wǎng)と、インターネット調(diào)査會(huì)社?易観ビッグデータが共同で「2018中國(guó)図書読書市場(chǎng)の分析報(bào)告」を発表した。それによると、紙の書籍の読者のうち、女性が69％を占め、電子書籍の読者を見(jiàn)ても、女性が86.7％を占めている。書籍のジャンルを見(jiàn)ると、70後は政治、社會(huì)、哲學(xué)、80後は児童文學(xué)、児童書などの書籍を好んで購(gòu)入しているのに対して、90後は、大學(xué)院試験、公務(wù)員試験などの試験関連の書籍や外國(guó)書籍、心理系書籍を好んで購(gòu)入している。＞＞

インターネットの普及と生活ペースがどんどん加速していくという背景の下で、モバイル読書はトレンドとなっているが、紙の書籍を好む読者にとって、ページをめくることで得られる「満足感」とその中に含まれた「スローライフ」の理念は、慌しい気持ちを拭い去ることができるのだ。そんな中、「小規(guī)模だが內(nèi)容は豊富」を売りとする「シェア書店」など、様々な新しいスタイルの書店が造られ、人々の読書に対する情熱を盛り上げている。

●まるで知識(shí)の海！話題の天津市浜海新區(qū)図書館

天津市の浜海新區(qū)文化センターに総面積3萬(wàn)3700平方メートルの図書館が建設(shè)され、「浜海アイ」と「知識(shí)の海」の意味合いを込めたデザインが施されている。同館は地上6階建てになっており、高さは約29.6メートル、蔵書數(shù)は120萬(wàn)冊(cè)以上。＞＞

●公衆(zhòng)電話ボックスが読書スペースに

上海市徐匯區(qū)の市內(nèi)6ヶ所の公衆(zhòng)電話ボックスではボックスをグレードアップした「シェア読書スペース」が登場(chǎng)した。これらの公衆(zhòng)電話スペースは本來(lái)の「電話をかける」機(jī)能に加え、公共読書スペースという「新たな要素」が盛り込まれている。＞＞

●ゆったりとしたひとときを

海南省萬(wàn)寧市石梅灣では、海に面して、周りを木々に囲まれた書店「鳳凰九里書店」に読書を楽しもうと多くの観光客が訪れていた。＞＞

●砂浜で読書　「ビーチの図書館」が登場(chǎng)

「書の名城」のイメージを根付かせるため、河北省秦皇島市委員會(huì)宣伝部はこのほど、海港區(qū)金夢(mèng)海灣海水浴場(chǎng)、北戴河區(qū)鴿子窩、老虎石、平水橋など、多くの観光客が訪れるビーチに無(wú)料で読書や休憩ができる「ビーチの図書館」を6ヶ所設(shè)置し、都市の新しい景観の1つにした。＞＞

●セルフ図書館「幸福書屋」

同図書館の総面積は80平方メートルで、蔵書は計(jì)3000冊(cè)。スマート図書管理システムを?qū)毪筏?、図書管理のセルフ化を?qū)g現(xiàn)。スタッフはおらず、24時(shí)間、カードを発行したり、図書を借りたりすることができる。図書約3000冊(cè)のほか、フリーWIFIも設(shè)置され、図書をダウンロードしたり、ネット検索したりすることもできる。＞＞

●電話ボックスほどの「セルフ図書館」

北京のショッピングモール?東方新天地の地下一階のあまり目立たない場(chǎng)所にはセルフ図書館「一書」がある。図書館といっても、高さ2.4メートル、橫幅1メートル、縦幅0.6メートル、敷地面積0.6平方メートルと、電話ボックスほどの大きさだ。3段式になっており、1段ごとに3-4冊(cè)、計(jì)10冊(cè)の本が並べられている。真ん中には返卻口があり、下のスクリーンには本に関する情報(bào)が流れている。

　「電子書籍が便利で迅速なのに、紙の本をわざわざ読む意味があるのか」という疑問(wèn)に対し、中國(guó)新聞出版研究院國(guó)民読書研究促進(jìn)センターの徐昇國(guó)主任は、「電子書籍は表面的な読書、斷片化な読書を主に得意としており、內(nèi)容も比較的エンタメよりで、文章が短いという特徴がある。これは電子書籍の媒體手段であるスマートフォンと深く関わりを持っている。スクリーンが小さく、深い思考や長(zhǎng)編の読書に適していないからだ。それに比べ、紙書籍は體系的な読書が可能であり、これを代替する電子媒體は今のところ、まだ存在していない」と話した。＞＞

　 陝西省社會(huì)科學(xué)院の専門家?王暁勇氏は、中國(guó)経済の急速な発展に伴い、人々の生活水準(zhǔn)と品格が上昇した結(jié)果、これまでの読書形式では満足できなくなってきたと分析している。また、様々な新しいスタイルの書店の出現(xiàn)により、人々は普段の慌しい生活から一時(shí)的に抜け出すことができ、文字の魅力を味わうことを通して、心の安らぎを求めることができるという。本を読むのが大好きな汪さんは、人生は読書と同様、スピードを求めすぎるとささやかな喜びを見(jiàn)失ってしまうとしている?！副兢违讴`ジをゆっくりめくる音、紙やインクの香りがあることで、読書を生き生きと楽しむことができる」と話す。（編集SC）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年4月23日