刺身や壽司、おにぎり、カレー、醤油に抹茶といったバラエティに富んだ日本の食べ物は、ファーストフードから馴染みの深い料理や飲み物、調(diào)味料までと幅広く、またスキンケア商品から機(jī)內(nèi)食、工蕓品に観光商品など実に様々な日本の商品を紹介するブースが在中國(guó)日本大使館の敷地內(nèi)に所狹しと並んでいた。26日、在中國(guó)日本大使館では中日平和條約締結(jié)40周年を記念し、「大使官邸春の交流會(huì)」を行った。當(dāng)日は中日両國(guó)各界の関係者約700人が參加し、非常に賑やかな雰囲気の中で、様々な交流を行った。人民網(wǎng)が報(bào)じた。

同大使館の橫井裕大使は、書(shū)面による挨拶の中で、「現(xiàn)在、日中関係は改善の上り坂を著実に歩んでいる。今年1月に河野大臣が中國(guó)を訪(fǎng)問(wèn)し、中國(guó)國(guó)務(wù)委員である外交部（外務(wù)?。─瓮跻悴块L(zhǎng)が先週訪(fǎng)日したことで、日中外相の相互往來(lái)が9年ぶりに実現(xiàn)した。まもなく、日中韓サミットの際の李克強(qiáng)総理の訪(fǎng)日も予定されている。日中関係の改善は非常に得がたいものであり、在中國(guó)日本大使として、國(guó)交正?；绕胶陀押脳l約締結(jié)の際の『初心を忘れず』、『新しい時(shí)代』を迎えた中國(guó)との間で築き上げるのにふさわしい日中関係の実現(xiàn)に向けて、さらに盡力していきたい」とした。

今回の交流會(huì)では、日本の60以上の企業(yè)や機(jī)構(gòu)、地方自治體が73ブースを設(shè)け、參加した中日両國(guó)各界の関係者と交流した。ブースでは精米やレトルト米、和食、日本の食器、日本獨(dú)特の商品などが展示されたほか、庭園では裏千家が茶道を披露し、參加者に抹茶と菓子を振る舞った。また、マグロの解體ショーやおにぎり作りの実演など、中國(guó)人ゲストが日本文化を體験できるような企畫(huà)も行われた。

また地方自治體も數(shù)多くブースを設(shè)け、地元の観光や特産品のPRを行った。なかでも、福島県は來(lái)場(chǎng)者の注目を集め、多くの人がブースで足を止め、質(zhì)問(wèn)していた。福島県のブースには世界主要都市と福島県の放射性物質(zhì)の量を比較した表や避難指示區(qū)域の概念図など、さまざまなデータを示す資料が並んでいた。東日本大震災(zāi)発生から今年で7年目を迎えたが、やはり最も注目されているのは放射能問(wèn)題。この件について福島県上海事務(wù)所の渡辺憲夫所長(zhǎng)は、「福島の避難指示區(qū)域の面積は、県全體のわずか2.68％。他の區(qū)域の放射性物質(zhì)の値は日本國(guó)內(nèi)、ひいては世界各地とほとんど差はない。また実際のところ、ここ數(shù)年、福島を訪(fǎng)れる観光客は増加傾向にあり、特に、中國(guó)人観光客の數(shù)は2014年以降増え続け、16年には地震が発生した11年の観光客數(shù)を上回っている。今回、春の交流會(huì)に參加したのは、當(dāng)県の旅行?観光業(yè)を一層促進(jìn)したいから。福島県は東京から約200キロ離れているものの、新幹線(xiàn)に乗ればわずか80分の旅程。福島には、歴史的にも有名な會(huì)津若松城から秘湯の高湯溫泉、モモや喜多方ラーメンなども味わえる」と紹介した。

また美しい銅器が並べられた新潟県のブースで取材を進(jìn)めたところ、新潟県大連経済事務(wù)所の小玉邦夫所長(zhǎng)は、ECサイトの急速な発展を受け、同県でも企業(yè)がECサイトを通じて特産品をPRできるようサポートしていると紹介。展示されていた銅器も中國(guó)の通販サイト?京東で販売されているという。ただ現(xiàn)時(shí)點(diǎn)ではテスト販売の段階で、消費(fèi)者の評(píng)価や意見(jiàn)を聞いて、中國(guó)での売れ筋を見(jiàn)極めているところだという。また同県では観光?旅行商品のPRも行っており、同事務(wù)所のスタッフ?王蕊さんによると、近年、日本の中國(guó)人観光客は増加の一途をたどっているものの、中國(guó)では新潟県の知名度が低く、上海と哈爾濱(ハルピン)からしか直行便がないため、まだ人気の旅行先とは言い難いという。しかし、新潟県の離島?佐渡島はその景色の美しさだけでなく、獨(dú)特な伝統(tǒng)文化もあり、現(xiàn)在、「佐渡金銀山遺跡」の世界遺産登録を目指して取り組みを行っており、登録されれば、現(xiàn)地の観光産業(yè)がさらに盛んになると期待されている。

在中國(guó)日本使館は日本と中國(guó)の各地方とのマッチングを促進(jìn)するため、毎年「春の交流會(huì)」を開(kāi)催しており、今年は中國(guó)の約20省?自治區(qū)?直轄市の代表が參加した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年4月27日