笹川良一ヤング?リーダー奨學(xué)基金（Sylff）25周年記念式典が6月30日、北京市で開催された。北京大學(xué)の林建華校長や日本財団の笹川陽平會長の他、中國に設(shè)立された10校のSylff校から約200人の奨學(xué)生が北京大學(xué)に集まり、記念式典及びシンポジウムに參加。Sylffの25年間における軌跡を振り返り、今後のさらなる飛躍へと向けて新たな一歩を踏み出した。人民網(wǎng)が伝えた。

北京大學(xué)は、中國で初めてSylff校に認(rèn)定された第1陣の大學(xué)の1つだ。當(dāng)日の記念式典において北京大學(xué)の林建華校長は、「中國の大學(xué)生たちの成長は、世界各國の様々な業(yè)界の人々による支えがあってこそのもの。Sylffが1992年、北京大學(xué)に設(shè)立されて以來、同校の優(yōu)秀な學(xué)生や教師1000人以上を支援した。北京大學(xué)の學(xué)生や教師たちのグローバルな視點の拡大や社會的貢獻(xiàn)の參加、グローバル人材の育成や交流などの分野において大きな貢獻(xiàn)となった」と日本財団及び笹川陽平會長に深い敬意を表した。

笹川陽平會長は、「Sylffは1987年にグローバルな人材を養(yǎng)成するという主旨のもと設(shè)立された。31年経った現(xiàn)在、同プログラムにはすでに世界44ヶ國、69校の著名な大學(xué)が參加している。Sylff校は通常1ヶ國1つの學(xué)校のみのところ、中國の地域性を配慮し、10大學(xué)にまで拡大した。各大學(xué)の先生や學(xué)生たちの努力の結(jié)果、すばらしい人材の輩出をここ中國で目の當(dāng)たりにすることができ、感無量だ」とSylffのこれまでの歩みを振り返った。

中國教育國際交流協(xié)會の趙霊山秘書長は、同プログラムが今後の発展に向かうために次の3點を提案した。1點目は、各大學(xué)で引き続き管理チームの建設(shè)を強化し、校長クラスのリーダーが同プログラムの統(tǒng)括責(zé)任者となり、選考基準(zhǔn)の更なる規(guī)範(fàn)化を図ること。2點目は、中日雙方が共に同プログラムの管理方法を協(xié)議し、世界的影響力を持ち、広く注目されるブランド価値のある奨學(xué)金にしていくための努力をすること。3點目は、フェローは奨學(xué)金を受給した後も引き続きSylffの発展に注目し、プログラムに參加し、中國や世界の繁栄のために智慧と力を盡くして貢獻(xiàn)することだ。

Sylffは日本財団の奨學(xué)金プログラムで、人類の平和と利益のため、積極的にグローバル事業(yè)に攜わり、リーダーシップを発揮できる優(yōu)秀な人材の養(yǎng)成を目的に設(shè)立された。中國では1992年にプログラムが開始され、教育部の推薦により合計10校の重點大學(xué)がSylff校に認(rèn)定された。25周年記念式典は北京大學(xué)に続き、蘭州大學(xué)、吉林大學(xué)、南京大學(xué)、復(fù)旦大學(xué)でも行われる。來年は新疆大學(xué)、內(nèi)モンゴル大學(xué)、雲(yún)南大學(xué)、重慶大學(xué)、中山大學(xué)への訪問も予定している。現(xiàn)在、同プログラムのフェロー數(shù)は１萬6千人を超え、中でも中國人フェローは半數(shù)を超える。一般的な奨學(xué)金制度と異なり、Sylffは奨學(xué)金を受給して終わりではなく、継続的に支援を行っていく。奨學(xué)金の受給以外にも、同プログラムのフェローは様々な學(xué)術(shù)研究や交流プログラムにおいて支援を受けられるという。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月2日