人々の期待を集める世界卓球選手権の「中日対決」が24日に幕を開けた。中日対決の初戦は、「出るからには金メダルを3つ取って帰ってきたい」と胸を高鳴らせていた伊藤美誠(chéng)選手と、中國(guó)のホープ?孫穎莎選手の対決だったが、試合は4対1で孫選手の圧勝だった。試合は終始、孫選手のペースで進(jìn)み、試合後伊藤選手は目を真っ赤にして悔しさをにじませていた。成都商報(bào)が報(bào)じた。

伊藤選手と孫選手は二人とも2000年以降生まれの若い選手。しかし、孫選手は世界選手権初出場(chǎng)であるのに対して、伊藤選手は経験豊富な選手だ。伊藤選手は、昨年の各世界大會(huì)で大躍進(jìn)を遂げ、スウェーデンOPでは、丁寧選手、劉詩(shī)■選手（■は雨かんむりに文）に連勝して勝ち上がると、決勝では世界ランク1位の朱雨玲選手を下して優(yōu)勝。中國(guó)の最大のライバルとなった。

その後、伊藤選手はいろんな場(chǎng)で、「中國(guó)に勝ちたい」と口にするようになった。今回の世界選手権では女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスにエントリーし、「中國(guó)に勝って金メダルを3つ取って帰ってきたい」と胸を高鳴らせていた。

しかし、孫選手に4対1で破れ、第5セットに至っては、2ポイントしか取れなかった。終始相手のペースで進(jìn)んだ試合中、伊藤選手は何度も眉間にしわをよせ、試合後は目を真っ赤にしていた。

孫選手はここ數(shù)年頭角を現(xiàn)し始めている若手で、王曼昱選手らと同じく中國(guó)のホープだ。そんな孫選手はここ2年ほどは代表チームで主に平野美宇選手の戦い方を模倣することで、日本人選手の戦術(shù)を研究し盡くしてきた。

世界選手権の女子シングルスで、日本は中國(guó)に24年間にわたり勝つことができないでいる。前回の勝利は、1995年の天津大會(huì)で、佐藤利香選手が張凌選手を下した。張選手とは、現(xiàn)在日本で活躍している張本智和選手の母親だ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年4月26日