世界的に「食糧危機(jī)」が叫ばれる中、中國(guó)は食糧危機(jī)に陥るだろうか。今年は豊作か。食糧の安全は保証できるのか。食糧を備蓄する必要があるか。農(nóng)業(yè)農(nóng)村部（省）は26日に記者會(huì)見(jiàn)を開き、公式的にこうした問(wèn)題に答えた。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

食糧生産の安定さの中で好転する流れに変化なし

同部市場(chǎng)?情報(bào)化司の唐珂司長(zhǎng)によると、「今年の夏季収穫穀物と早生米は豊作だった。國(guó)家統(tǒng)計(jì)局のデータでは、今年の夏季収穫穀物の生産量は1428億キログラムで、前年より12.1億キログラム増えた。早生米の生産量は273億キログラムで、10.3億キログラム増加し、7年続いた減少の後、増加を達(dá)成した」という。

唐氏は、「通年の米、トウモロコシの生産は主に秋季の収穫をみなければならない。農(nóng)業(yè)農(nóng)村部の農(nóng)業(yè)狀況調(diào)査によると、今年は秋季収穫穀物の栽培面積が安定を維持しながら増加し、局地的に深刻な干ばつ?水害が起こったが、災(zāi)害後には生産が速やかかつ効果的に回復(fù)し、秋季収穫穀物の生育狀況は全體として好調(diào)で、食糧生産の安定さの中で好転する流れに変化はなかった。今後、大規(guī)模な災(zāi)害が発生しなければ、今年は豊作の年になるだろう」と指摘した。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院農(nóng)村発展研究所と中國(guó)社會(huì)科學(xué)出版社はこのほど共同で発表した「中國(guó)農(nóng)村発展報(bào)告2020」で、第14次5カ年計(jì)畫（2021?25年）期間の終わりごろには、約1億3千萬(wàn)トンの食糧不足になり、このうち穀物（米、小麥、トウモロコシの3大主要穀物）の不足量は約2500萬(wàn)トンになるとの見(jiàn)方を示した。この発表を受けて、これは中國(guó)の食糧の安全保障の悪化を意味するのではないかと懸念する人が出てきた。

唐氏はこうした懸念に向けて、「社會(huì)科學(xué)院の報(bào)告に言う食糧不足とは、大豆を含む食糧の生産不足を指しており、実際の需要と供給の間での不足ではない。中國(guó)で生産が大幅に不足し、大量の輸入を必要としているのは主に大豆だ」と述べた。

また唐氏は、「將來(lái)も中國(guó)の大豆輸入は高水準(zhǔn)を保つとみられ、國(guó)際経済貿(mào)易協(xié)力を強(qiáng)化し、大豆の輸入元を緩やかに開拓することで、中國(guó)國(guó)內(nèi)の生産不足を効果的に補(bǔ)い、國(guó)內(nèi)市場(chǎng)での供給を保障する」と述べた。

同部栽培業(yè)管理司の潘文博司長(zhǎng)は、「現(xiàn)在、中國(guó)の食糧の安全は保証されている。1人あたり平均占有量は472キログラムで、世界の食糧の安全標(biāo)準(zhǔn)ラインの400キログラムを大幅に上回る。これと同時(shí)に、長(zhǎng)年にわたる豊作で、備蓄は十分にあり、価格も全體として安定している。食糧の需給量の全體的なバランスということでは、構(gòu)造的な矛盾が長(zhǎng)期にわたって存在する可能性があり、品種の不足を調(diào)整するために一部の穀物を輸入することはあるだろうが、それは全體的に少なく、中國(guó)國(guó)內(nèi)の穀物はほぼ自給を達(dá)成しており、穀物の絶対的安全という最低ラインはしっかり守られている」と述べた。

潘氏は続けて、「中國(guó)の食糧の安全は全體的に好調(diào)で、今は供給に問(wèn)題はなく、中長(zhǎng)期的な供給も保証されている。今後は國(guó)家の食糧の安全保障の新たな情勢(shì)や変化に適応すると同時(shí)に、市場(chǎng)の調(diào)整コントロールを強(qiáng)化し、消費(fèi)を合理的に誘導(dǎo)し、リスクの挑戦に対抗する力を高めていく」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年8月27日