習(xí)近平國家主席は10月30日、第16回G20サミットの第1段階會議に北京でテレビ會議の形式で出席し、重要な演説を行った。新華社が伝えた。

習(xí)主席は演説で、「現(xiàn)在、新型コロナウイルス感染拡大のぶり返しが続き、世界経済の回復(fù)は力強(qiáng)さを欠いており、気候変動面での課題が突出し、地域の紛爭問題が頻発している。100年間なかった世界情勢の大変動と新型コロナウイルスのパンデミックを前に、G20は國際経済協(xié)力の主要なフォーラムとして、しかるべき責(zé)任を擔(dān)い、人類の未來と人々の幸福のために、開放性?包摂性、協(xié)力?ウィンウィンを堅持し、真の多國間主義を?qū)g行し、人類運命共同體の構(gòu)築を後押しする必要がある」と指摘し、以下を提言した。

（1）団結(jié)?協(xié)力し、手を攜えて新型コロナウイルスと闘う。國際社會は心を一つにして協(xié)力し、科學(xué)的姿勢で新型コロナウイルスのパンデミックに対処し、打ち勝ち、感染防止?抑制、診療手段における?yún)f(xié)力を強(qiáng)化し、公衆(zhòng)衛(wèi)生上の重大な緊急事態(tài)への対処能力を高めるべきだ。G20はコンセンサス形成、リソース動員、協(xié)力促進(jìn)においてリーダーシップを発揮すべきだ。

（2）調(diào)整を強(qiáng)化し、回復(fù)を促進(jìn)する。マクロ経済政策の調(diào)整を強(qiáng)化し、政策の継続性、安定性、持続可能性を保つべきだ。主要エコノミーは責(zé)任あるマクロ経済政策を講じ、発展途上國への負(fù)の波及効果を回避し、國際経済?金融システムの安定的運営を維持すべきだ。

（3）インクルーシブネスと共同発展。人々を中心とするアプローチを堅持し、グローバルな開発の公平性、有効性、包摂性を高め、どの國も取り殘さないように努力すべきだ。G20はマクロ政策の調(diào)整において発展を突出した位置に據(jù)え、アフリカや後発開発途上國の工業(yè)化支援のイニシアティブを?qū)g行に移すべきだ。先進(jìn)エコノミーは政府開発援助の約束を履行し、発展途上國により多くの資源を提供する必要がある。

（4）イノベーション主導(dǎo)で、原動力を掘り起こす。G20は協(xié)力して革新的な成長の潛在力を掘り起こし、ルールづくりへの十分な參加と広範(fàn)なコンセンサスを図ったうえでルールを策定し、イノベーション主導(dǎo)型発展のために望ましい環(huán)境を築くべきだ。人為的に小集団を形成し、さらにはイデオロギーで線引きをすることは、溝を作り、障害を増やすだけであり、科學(xué)技術(shù)の革新にとって百害あって一利なしだ。

（5）調(diào)和ある共生とエコの永続性。G20は「共通だが差異ある責(zé)任」の原則を堅持し、気候変動問題に関するパリ協(xié)定の完全な実施を促進(jìn)し、國連気候変動?xùn)樈M條約第26回締約國會議及び生物多様性條約第15回締約國會議の成功を支持すべきだ。先進(jìn)國は、二酸化炭素排出量削減の問題において模範(fàn)を示し、発展途上國の特別な困難や懸念に十分に配慮し、気候ファイナンスの約束を?qū)g行に移し、技術(shù)やキャパシティ?ビルディングの分野で発展途上國を支援すべきだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月1日