北京の老舗菓子メーカー稲香村の旗艦店である「稲香村零號(hào)店」では、作りたての各種菓子のほか、花の形をした棗あんの菓子「棗花酥」をデザインしたクッションが中國(guó)のネットで大きな話題となっている。稲香村の看板商品である棗花酥をデザインしたクッションのほか、牛の舌のような形の菓子「牛舌餅」をデザインしたクッションも最近発売された。牛舌餅クッションは恥ずかしそうな表情や楽しそうな表情、いたずらっぽく舌を出した表情など5タイプある。棗花酥と牛舌餅のクッションは発売と同時(shí)に人気となり、店を訪れた人々が先を爭(zhēng)うように購入しているという。北京日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

店のスタッフは、「発売したばかりの時(shí)は1日に100個(gè)以上売れ、今でも數(shù)十個(gè)売れている。欲しい人がいることは前から分かっていたものの、これほどの人気になるとは驚きだ」と語る。

このように老舗のイノベーションやモデル転換において、文化クリエイティブグッズは重要な糸口となっている。北京商業(yè)経済學(xué)會(huì)の賴暘?常務(wù)副會(huì)長(zhǎng)は、「人々は老舗の商品を購入する時(shí)、文化に対する深い思いを抱いていたり、無形文化遺産の伝承に同調(diào)する気持ちを抱いていたりするものだ。文化クリエイティブグッズのデザインも付加価値を付けるための一つの方法で、歴史の伝承とおしゃれで現(xiàn)代的なデザイン、技術(shù)を融合させてブランドの価値を高めるというのが、今後の新消費(fèi)時(shí)代において、老舗ブランドのコア?コンピタンスの一つとなるだろう」との見方を示している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月7日