米國(guó)は12月9、10両日、いわゆる「民主主義サミット」をテレビ會(huì)議の形式で開(kāi)催する。會(huì)議では、いわゆる「権威主義」に対する反対、汚職との闘い、人権の保護(hù)を中心に議論が行われる。

実際には、米國(guó)がこのいわゆる「民主主義サミット」を開(kāi)催すると宣言して以來(lái)、國(guó)際社會(huì)では疑問(wèn)の聲が絶えない。

米國(guó)に、いわゆる「民主主義サミット」開(kāi)催の資格が本當(dāng)にあるのか？ 民主は全人類の普遍的権利であり、特定の國(guó)の専売特許ではない。民主の実現(xiàn)に統(tǒng)一的モデルはなく、民主への道も決して一本ではない。各國(guó)はいずれも自國(guó)の國(guó)情に合った民主の道を模索すべきだ。國(guó)が民主的か否かを判定する鍵は、國(guó)民の期待、ニーズ、願(yuàn)いに沿えるか否かにある。いかなる國(guó)にも民主に対する定義権と裁判権を獨(dú)占する資格はない。

米國(guó)がいわゆる「民主主義サミット」を開(kāi)催するのは、本當(dāng)に民主のためなのか？ 先日公表された參加國(guó)リストによると、いわゆる「民主主義サミット」に招待されたのは、國(guó)際社會(huì)の200余りの國(guó)と地域の一部のみだ。大國(guó)である中國(guó)とロシアは、いずれも招待されなかった。歐州の多くの國(guó)は招待されたが、米國(guó)が認(rèn)定した「民主主義國(guó)」のうち、NATOの同盟國(guó)であるハンガリーとトルコは除外された。中東諸國(guó)ではイスラエルとイラクだけが招待された。米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官に民主主義の後退を公然と批判されたインドも招待された。

このことから、民主主義か否かは全く重要ではなく、米國(guó)の気に入るか否かこそがサミットへの「通行証」発給における唯一の考慮事項(xiàng)であることが分かる。いわゆる「民主主義」は隠れ蓑に過(guò)ぎない。これを利用して米國(guó)の地政學(xué)的目標(biāo)を推し進(jìn)め、他國(guó)を叩き、世界を分?jǐn)啶丹?、米?guó)に奉仕させ、米國(guó)の利益を図るという企てを覆い隠しているのだ。 香港紙「明報(bào)」は、米國(guó)のいわゆる「民主主義サミット」は、民主主義の仮面をかぶってブロック政治を推し進(jìn)め、陣営間の対立を煽る行動(dòng)であり、新たな「分?jǐn)嗑€」を生み出すためのものだと鋭く論じた。

米國(guó)は民主主義の表看板を掲げて他國(guó)の內(nèi)政に干渉し、他國(guó)の主権を侵害しており、自らの政治的目的を達(dá)成するためには手段を選ばない。米國(guó)の政治屋は國(guó)內(nèi)では有権者の信任を悪用して、様々な約束を口にしておきながら、これまで果たしたことがない。外國(guó)に対しては、噓を捏造して戦爭(zhēng)を発動(dòng)し、罪のない市民を悲劇のどん底に突き落としてきた。そんな米國(guó)が、なぜ民主主義を語(yǔ)ることができるのか？

世界に必要なのは分?jǐn)啶扦悉胜瘒饨Y(jié)、対立ではなく協(xié)力だ。大國(guó)である米國(guó)はなおさらに、ブロック政治を大々的に推し進(jìn)め、潮流に逆らって行動(dòng)するのではなく、模範(fàn)的役割を果たすべきだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年12月9日