中國科學院合肥物質(zhì)科學研究院によると、國家重要科學技術インフラ「定常強磁場実験裝置」が8月12日、重要なブレイクスルーを?qū)g現(xiàn)した。45萬2200ガウスの定常強磁場を生み出し、23年にわたり保たれていた45萬ガウスという世界記録を更新した。新華社が伝えた。

強磁場は科學の先端を探索する極端な実験條件で、新現(xiàn)象の発見や新技術の創(chuàng)造の面で掛け替えのない役割を果たしている。1913年以降、高溫超伝導、量子材料、生命科學などの分野で重要発見が相次ぎ、約20件の関連成果がノーベル賞を受賞している。

中國科學院合肥物質(zhì)科學研究院強磁場科學センター學術センター長の匡光力氏は、「45萬2200ガウスとはどの程度の強さだろうか。地球の磁場は約0.5ガウスで、新記録はその90萬倍以上に相當する。顕微鏡で10倍に拡大するより100倍に拡大した方がはっきり見えるのと同様、磁場が強いほど物質(zhì)の內(nèi)部構造の究明に役立ち、人類による自然法則の発見、新技術の研究開発のためのより良い條件を提供する」と述べた。

定常強磁場実験裝置が2017年に國の検収に合格し正式に稼働開始した後、中國は米國、フランス、オランダ、日本に続き定常強磁場を持つ5番目の國となった。同裝置は現(xiàn)在まですでに50萬機械時間以上稼働し、中國內(nèi)外の170以上の科學教育機関に実験條件を提供している?？茖W研究者による物理、化學、材料、生命、工學技術などの分野における3000件以上の先進的な研究展開、一連の重要な科學研究のブレイクスルーの実現(xiàn)をサポートしている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月15日