李克強総理は5日、第14期全國人民代表大會（全人代）第1回會議で政府活動報告を行った。大會に出席?列席した全人代代表、中國人民政治協(xié)商會議全國委員會（全國政協(xié)）委員は、「同報告の臺灣地區(qū)に関する表現(xiàn)に示された指導(dǎo)思想は明確で、提起された方法は揺るぎなく実務(wù)的であり、大陸部の対臺灣地區(qū)政策における3つの意味を體現(xiàn)している」との見方を示した。中國新聞社が伝えた。

臺灣地區(qū)に関する大陸部の政策の方針が成熟?安定

2022年の政府活動報告には、「新時代における黨の臺灣問題解決の総合的方策を貫徹する」との表現(xiàn)があり、今年の報告でもこの點が改めて述べられている。

全國政協(xié)委員を務(wù)める中華全國臺灣同胞聯(lián)誼會の楊毅周副會長は、「このことは、大陸部の臺灣地區(qū)に対する政策の方針がすでに成熟し、安定したこと、新時代における黨の臺灣問題解決の全體プランが対臺灣地區(qū)政策における最高の指導(dǎo)思想となったことを示している。新時代の新たな道のりの上で、臺灣問題を解決し、祖國の完全統(tǒng)一を推進するには、新時代における黨の臺灣問題解決の総合的方策を堅持しなければならない」と述べた。

平和的方法による臺灣問題の解決を強調(diào)

政府活動報告は、1つの中國の原則と「92年コンセンサス」を堅持し、「臺灣獨立」反対と統(tǒng)一促進を堅持し、両岸関係の平和的発展を推進し、祖國の平和的統(tǒng)一プロセスを推進する方針を示した。

両岸関係がますます複雑になり厳しさを増す?fàn)顩rの中、楊氏は「大陸部が両岸関係の平和的発展推進、祖國の平和的統(tǒng)一プロセス推進を堅持することは、揺るぎない信念、十分な自信、十分な能力によって両岸関係の平和的発展を確保しようとする大陸部の姿勢を示している」と述べた。

楊氏は、「同報告は『平和』を強調(diào)して、明確なシグナルを発信している。（臺灣地區(qū)の）民進黨は大陸部の並大抵でない心配りを理解して、『92年コンセンサス』の政治的基礎(chǔ)に立ち返り、『臺灣獨立』の立場を放棄すべきだ」と強調(diào)した。

両岸各分野の融合発展を引き続き深化

全人代代表を務(wù)める江蘇省臺灣同胞聯(lián)誼會の鄒振球會長は、「同報告が『両岸の経済文化交流協(xié)力の促進』を提起したことが深く印象に殘った。ここ數(shù)年、両岸交流情勢は臺灣同胞が望むようなものではなかった。今年に入ってから、両岸の民間交流は回復(fù)したが、それでも十分というにはほど遠い」と述べた。

鄒氏は、「大陸部は両岸の経済交流協(xié)力をたゆまず推進し、過去5年間に臺灣同胞?臺灣企業(yè)に恩恵が及ぶ多くの措置を相次いで打ち出した。最新の臺灣地區(qū)に関する記述から、より多くの臺灣同胞に中國式現(xiàn)代化建設(shè)に加わってもらうにはどうすればよいかを大陸部が常に考えていることがわかる」と述べた。

また楊氏は、「同報告は『臺灣同胞の幸福増進のための制度?政策を整備する』ことを強調(diào)している。これは、両岸の融合発展の深化に努力し、臺灣同胞が（大陸部）と同等の待遇を受けられ、中華民族の偉大な復(fù)興のメリットを共に享受できるようにしていくということだ」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月6日