秦剛國務(wù)委員兼外交部長(外相)は16日、ウクライナのクレバ外相と電話會談を行った。新華社が伝えた。
秦外交部長は「國交樹立後の31年間、中國とウクライナの関係は発展基調(diào)を維持してきた。相互尊重を基礎(chǔ)に中國側(cè)と誠実な関係を構(gòu)築すべく盡力するというウクライナ側(cè)の表明を、中國は稱賛する。ウクライナ側(cè)と共に、長期的観點から、両國関係の持続的で安定した発展を共に推進していきたい。中國とウクライナの実務(wù)協(xié)力には良好な基盤と大きな潛在力がある。中國式現(xiàn)代化プロセスの実現(xiàn)は、両國の互恵協(xié)力により大きなチャンスをもたらすことになるだろう」とした。
クレバ外相は「ウクライナにとって中國は重要な協(xié)力パートナーであるというだけでなく、それ以上に國際問題において不可欠で、鍵を握る大國だ。中國が先ごろ、サウジアラビアとイランを和解に導(dǎo)くことに成功したことに祝意を表する。ウクライナは長期的観點から両國関係を見ており、引き続き『一つの中國』原則を厳守し、中國の領(lǐng)土的一體性を尊重していく。中國側(cè)と相互信頼を増進し、各分野で協(xié)力を深めることを望んでいる」とした。
クレバ外相はウクライナ危機の最新の狀況及び和平交渉の展望を説明。中國からの人道支援に感謝し、中國の発表したウクライナ危機の政治的解決に関する立場文書は停戦を後押しする誠意を體現(xiàn)するものだとの見方を示し、中國側(cè)と意思疎通を継続したい考えを表明した。
秦部長は、習(xí)主席の打ち出した「4つの『されるべき』」(各國の主権と領(lǐng)土的一體性はいずれも尊重されるべき、國連憲章の趣旨と原則はいずれも遵守されるべき、各國の安全保障上の理にかなった懸念はいずれも重視されるべき、危機の平和的解決に資するあらゆる努力はいずれも支持されるべき)を重點的に詳しく説明し、ウクライナ問題において中國が一貫して客観的で公正な立場を堅持し、和平交渉の促進に盡力し、そのために環(huán)境を整えるよう國際社會に呼びかけていることを強調(diào)?!钢袊衔Cが長引き、エスカレートし、さらに制御不能に陥る可能性を懸念している。各國が冷靜さと理性と自制を保ち、早期に和平交渉を再開し、政治的解決の道に戻る後押しをすることを希望する。ウクライナとロシアが対話交渉に希望を殘すことを望む。どれだけ困難と試練が多くとも、政治解決への扉を閉ざしてはならない。中國は今後も停戦、危機の緩和、平和回復(fù)のために建設(shè)的役割を果たしていく」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月17日
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