「ワールドユニバーシティゲームズにはこれまで3回參加したが、今回のパンダは今まで見たマスコットの中で一番かわいい！」。第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）のメインメディアセンターにある公式ライセンス商品オフィシャルショップでこのように話すのは、マレーシアから來た卓球?qū)徟袉Tの王巒芳さんだ。大會(huì)公式マスコット「蓉寶（ロンバオ）」クリアケースやストラップを山のように抱えて、レジ前の行列に並んでいた。

「蓉寶」は成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地のパンダ「芝麻」をモデルにデザインされた。成都ユニバが開幕するとたちまち人気者になり、SNSプラットフォームで人気が急上昇しただけでなく、各実店舗でも手に入らない狀態(tài)が続いている。

8月1日、成都の春熙路にある第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）の公式ライセンス商品オフィシャルショップで、大會(huì)公式マスコット「蓉寶」の記念グッズを選ぶ観光客。（撮影?瞿宏倫）

実店舗ではメディア記者風(fēng)の「蓉寶」が販売されており、ショーウィンドーには「1人につき1つまで」と掲示してあるが、商品棚にあった複數(shù)の記者風(fēng)「蓉寶」はあっという間に完売していた。「蓉寶」アイスがいっぱい入っていた冷凍庫も、數(shù)日前にすでに空っぽだった。

「朝、パンダを見ると、また素晴らしい一日になりそうな感じがする。これは希望を與えてくれるマスコットだ」。フランスから來た國際技術(shù)関係者のミュー?ロンさんはこのように話した。ここ數(shù)日、數(shù)多くの親族や友人から「蓉寶」グッズの購入を頼まれているという。

8月1日夜にオフィシャルショップを覗くと、入店人數(shù)の制限が行われていた。

7月29日、四川省成都市で行われている第31回FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）の武術(shù)種目?男子長拳の授賞式に登場した大會(huì)公式マスコット「蓉寶」の表彰式ロボット。（撮影?瞿宏倫）

これまでのマスコットを振り返ると、1990年に北京で行われたアジア競技大會(huì)の「盼盼（パンパン）」、そして2008年北京五輪の「福娃晶晶（ジンジン）」、さらに2022年北京冬季五輪の「ビン?ドゥンドゥン」は、どれも平和と友情を象徴するパンダをマスコットの原型にしている。

成都大學(xué)の教授で「蓉寶」文化クリエイション最適化?高度化メインクリエイターを務(wù)める田海穌氏は、「パンダは世界トップクラスのキャラクターだが、文化クリエイティブグッズで具象化し、特色をもたせつつ、パンダのかわいさを表現(xiàn)するのは決して簡単なことではない。『蓉寶』は文化クリエイション最適化の過程で人間の子どものかわいらしい仕草を參考にした。「蓉寶」の『両手を広げて抱きつく』、『手を振って歓迎する』という2つの主要な動(dòng)作には、パンダが世界とハグするという意味が込められており、世界中に成都の情熱と活力を感じてもらいたい」と述べた。

現(xiàn)在、成都では18品目の1000種類にのぼる「蓉寶」グッズが販売されている。四川省の伝統(tǒng)蕓能「変面」スタイルの「蓉寶」、宇宙飛行士になった「蓉寶」など、人気文化クリエイティブグッズを製造するメーカーの1つである凱高玩具（重慶）有限公司は、成都ユニバの開幕前から殘業(yè)して対応してきた。同公司の劉敬勇総経理は、「工場の一日の生産量は15萬個(gè)に達(dá)するにもかかわらず、市場ニーズを満たせていない」と話した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月4日