今年「十大キノコ王」に選ばれた各種野生キノコ（撮影?李発興）

「野生キノコの王國(guó)」として名を馳せる雲(yún)南省楚雄彝（イ）族自治州南華県では8月3日、第20回「野生キノコグルメ文化フェスティバル?キノコ王選抜大會(huì)」が開(kāi)催された。人民網(wǎng)が伝えた。

多様な森林群を擁する南華県では、その獨(dú)特の多層的気候によって、豊かな野生キノコ資源がはぐくまれてきた。雨季の訪れとともに、マツタケやオオシロアリタケ、ポルチーニなどさまざまな野生キノコが、まるで雨後のタケノコのように大地から顔を出す。

南華県では例年、サイズが大きく、品質(zhì)が優(yōu)れた野生キノコを種類(lèi)ごとに「キノコ王」として選出している。地元住民の間では、その年の「キノコ王」を見(jiàn)つけると、何かラッキーなことが起こると言われている。

審査員は、重量や外観、品質(zhì)などの指標(biāo)に基づいて総合的に判斷し、10種類(lèi)のキノコについて「キノコ王」を選出した。その結(jié)果、848グラムのマツタケ、1020グラムのオオシロアリタケ、9350グラムのマンネンタケなどが選ばれた。その後、「キノコ王」に選ばれたマツタケやトリュフ、オオシロアリタケ、マンネンタケが、その場(chǎng)で競(jìng)売にかけられた。

各種「キノコ王」のうち、「キノコの帝王」ことマツタケは何度も競(jìng)り売りが繰り返され、最終的に6萬(wàn)8千元（1元は約19.9円）で競(jìng)り落とされた。他の「キノコ王」の落札価格はそれぞれ、マンネンタケが1萬(wàn)5千元、トリュフが1萬(wàn)元、オオシロアリタケが9500元だった。競(jìng)売で得られた収益金10萬(wàn)2500元は全額、農(nóng)村振興のための公益事業(yè)と優(yōu)秀な學(xué)生に対する資金援助に用いられる。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年8月4日