昇洪印刷工場(chǎng)のオーナーの梁國(guó)洪さん（撮影?陳永諾）。

時(shí)代の変遷や技術(shù)の進(jìn)歩に伴い、印刷技術(shù)も手動(dòng)から自動(dòng)にシフトし、かつては盛んだった活版印刷も今では「香港無(wú)形文化遺産リスト」に登録されている。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

香港特區(qū)九龍灣にある古びた昇洪印刷工場(chǎng)のオーナーである梁國(guó)洪さんは、「自由に組み合わせることができるのが活版印刷の魅力。時(shí)には工場(chǎng)に用意されていないような珍しい漢字が必要な場(chǎng)合もあるが、そんな時(shí)にはその漢字を部首とつくりに分けて、組み合わせることで作り上げることができる」と説明しながら、部首の「木へん」とつくりの「宣」を組み合わせて「楦」という字を作って見(jiàn)せてくれた。

活版印刷のプロセスと出來(lái)上がった印刷物はいずれも、「人」との密接なつながりと切り離すことができず、その蕓術(shù)には常に不完全さがつきまとう。梁さんが手にした厚紙には、遠(yuǎn)目にはカラフルな蝶に見(jiàn)えるものの、近くで見(jiàn)ると、形や大きさが異なる活字を使うことで描かれていた。このように梁さんは活字を使って絵を描くなど、活字を「活かした」方法で伝統(tǒng)的な印刷技術(shù)を伝承しようとしている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年8月25日