中國初の多圏層立體タワー観測プラットフォーム（以下、「同プラットフォーム」）がこのほど山東省青島市で完成した。これにより中國海洋科學(xué)観測重大科學(xué)技術(shù)インフラが間もなく「デビュー」を果たすことになる。科技日報(bào)が伝えた。

同プラットフォームの建設(shè)は海洋石油工程股份有限公司が請け負(fù)い、メイン構(gòu)造にはジャケット、モジュール、観測タワーが含まれ、設(shè)計(jì)上の総重量は4530トン。タワーの最高點(diǎn)は海面から約103メートル離れており、中國最高の海洋観測施設(shè)となる。完成後は66種?195臺（セット）以上の観測設(shè)備を搭載する?，F(xiàn)時(shí)點(diǎn)において、世界で総合的な科學(xué)観測能力が最高を誇る観測タワーとなる。

同プラットフォームは大気圏、水圏、巖石圏の全面的で総合的な、長期かつリアルタイムの高分解能立體観測を可能にしている。これは1臺の超大型「スキャナー」が海洋総合環(huán)境情報(bào)を全面的にモニタリングするようなものだ。中國の海洋気候変動(dòng)研究、海洋災(zāi)害早期警戒と予報(bào)、國家海洋権益保護(hù)、海洋経済発展などに全面的で正確な海洋ビッグデータサービスを提供することになる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月11日